カテゴリ
ダム・発電所(316)
鉱山(48)
林道(54)
隧道(105)
(16)
鉄道(58)
その他(103)

2018年05月12日

大滝ダム2

ところで、この赤いヤツ。ケーブルクレーンだ。
この界隈のどこからでも見えてかなり目立っている。
今ではすっかり有名になったけれど、ダムが出来た当初
は、「黒部ダム建設の時に使ってたやつなんだって」
「ほんまなん?」と言うようなことをよく聞いた。

今はちゃんと名前まで付いていた。
「クロベノエキ」
なになに? 黒兵衛の木? 黒部の木? 黒部のエノキ?
カタカナだとちょっと考えてしまうな。
クロベノエキ=黒部の駅 が正解のようだ。
01.jpg

02.jpg

03.jpg

04.jpg

05.jpg

06.jpg

07.jpg

08.jpg

09.jpg

しばらく来ぬうちに、みんなの念願叶って、一般公開
されていた。
10.jpg

壮観。
11.jpg

12.jpg

13.jpg

黒兵衛御座候。
14.jpg

あの階段を越えれば・・・でもなかなか越えない。
15.jpg

16.jpg

17.jpg

18.jpg

19.jpg

やっと登った。
20.jpg

21.jpg

なるほど、弧を描いている。
黒部ではケーブルクレーンがダム両岸に居て同時に
移動していたが、大滝に持ってきた時、片側で弧を描いて
移動するように改造したのだそうだ。
こちらが移動塔になる。
クモノタカダイのところに有るのが固定塔と言うことだ。
22.jpg

23.jpg

24.jpg

25.jpg

26.jpg

ダム建設のコンクリート打設に使った設備なので、
相当な強度を持ったものだろう。
ここに静かに座り続けることに、安全上の問題が
発生することは当分無いはずだ。いつまでもこの
状態を保持してくれることを願わんばかりである。
27.jpg

28.jpg

29.jpg

こうやって見ると、鉄道そのもの、と言う感じだね。
まぁ鉄道だけど。
30.jpg

残念ながら、運転席、と言うか操縦席は見れなかった。
こう言うのは、以外と草に埋もれていた時代の方が遠慮
無く侵入できたりするものだ。
31.jpg

32.jpg

33.jpg

34.jpg

35.jpg

36.jpg

37.jpg

38.jpg

39.jpg

40.jpg

41.jpg

ここからの景色は抜群だ。
42.jpg

ここでコンクリート打設に頑張った設備なのだから
当然こんな景色を見下ろせる。
43.jpg

建設に纏わる遺構は、これだけでなくまだまだ有るが、
とりわけコンクリート関係は撤去も大変なことが手伝って
残っているものが多い。
これはモノレール跡
44.jpg

今なにかに使われているわけではないので、完全に
遺構だ。
45.jpg

46.jpg

47.jpg

だから寸断されている。
48.jpg

49.jpg

50.jpg

51.jpg

52.jpg

駐車場の上にも一部。
駐車場界隈にはかつてバッチャーやセメントサイロが有り
基礎の遺構が今もある。
53.jpg

54.jpg

55.jpg

56.jpg

57.jpg

58.jpg

ここから望遠で、今回は行けなかった「クモノタカダイ」
が見えていた。
59.jpg

固定塔はいずこにあったのだろう。
60.jpg

建設当時、この先には原石山と骨材の一次破砕の
設備があり、コンクリの骨材はこの地で調達していた。
61.jpg

この上には建設事務所が林立していたと思うが、
今も何かしら現役のようである。
62.jpg

ここから下には骨材の二次破砕から石や砂をあの
モノレールで降ろしていたのだ。
建設当時、夜中の漆黒の山奥に突如現れるあの
明るい要塞はこの場所に繰り広げられていたのだ。
今は静かな山に戻りつつあるが、その時の遺構は
痛々しいほどに残ったままである。
63.jpg

こちらは別日撮影。原石山のほう。
堆積ダムからの放流、半円弧のループトンネル、ホッパー跡
かつてはここで一次破砕を行っていた。トラックで降ろして
いたのだろうか。当時ここまで来る勇気は無かったから
見ていない。まぁ来れなかっただろうけど。
64.jpg

ホッパーに乗ってみるの図。
65.jpg

林道終点は堆積場。
斜面を見上げるとまだ上に何か有るが行ってない。
66.jpg

さて、続いて白屋地区に行く。
いつもなら真っ先に来る場所だ。
道中の穴。
67.jpg

68.jpg

PC斜長橋の白屋橋。
69.jpg

立派な橋はかかったが、白屋地区は移転しなければ
ならなくなり、今は誰も居ない。
住居は移転しても通ってる方がおられるに違いない。
70.jpg

今は
企業・団体との協働による
水源地の村「未来への風景づくり」
こういうことになっている。
企業というものはいつの世も利益を求めているもの。
こういった活動がいつの間にか忘れ去られていた、
というようなことにならないでもらいたいと思う。
71.jpg

村の入口は獣害対策のゲートが有る。
72.jpg

新しい建物が建っていた。
73.jpg

74.jpg

家は残っていない。
75.jpg

ところどころにこんな穴が有って、水の流れる音が聞こえる。
76.jpg

77.jpg

78.jpg

79.jpg

80.jpg

この先へ送る電線は無し。
81.jpg

消防水利。
82.jpg

ここが一番高い場所では無いが、眺めが良い。
ダム湖面には、旧道が浮き沈みしている。
今日は天気が良く、気持ちが良い。
天気が良い時にしか来ないのだから、私はいつも
こんな風景しか見ていない。雨の日も風の日も
この地と苦楽をともにしてきた人々がこの地を離
れる、と言うのはどのような気持ちなのか。
閉山する鉱山を離れゆく人々と相通ずるものが
あるのだろうか。そんなことをつらつら想いをめぐら
せながら、暗くなるまでここで佇んでいた。
もう日が沈みかかっている。まるまる大滝ダム周辺に
居た一日だった。
83.jpg
posted by Shimneti at 09:57| Comment(2) | ダム・発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月06日

大滝ダム1

「最近ダムが切れてるよ!」
そんな声が多数・・・  なわけなし。

そんなこと言ってくれる人は誰もなし。

単に自分が気になってるだけ。

それに加えて、事情により遠出できない身分。
・携帯の電波が届かないところはダメ。
・連絡があるとすぐに大阪に向かえる場所に
 居ないとダメ。
しばらくはそんな毎日が続いている。
探索には不向き。山なんてもってのほか。

奈良のダムがいいな。一応大阪に近づいてるし。




大滝ダム。   あらためて・・・・・。
もう何度も訪れている大滝ダムをあらためて。


私はダムがとても好きだ。マニアとは言えぬにせよ・・
私は公人でも何でも無いから、フェアである必要は無い。
つまりダム肯定派なのだ。そうであっても構わないし、
私の勝手ではある。

しかしこの大滝ダムは私の勝手では済まない、そんな
気持ちにさせられる別格のダムなのだ。

私だけでなく、ダムが好きな人は誰もが
「大滝ダムに行ってきたよ。」とは気楽に言わない。

特に私のブログのように「自分の記録の為」などと
称しながらも、実は「こんなとこ行ったよ」的なプチ自慢
満載のブログにいつもの調子で投稿するのははばか
られた。

どんなダムでも多かれ少なかれメリットとデメリットとの
議論の大波を乗り越えて完成する。
「東の八ッ場、西の大滝」
苛烈なまでの反対運動が巻き起こった場所。
やっと漕ぎつけた完成を前にしての試験湛水での地滑り
の問題。
計画から完成までの長期化の代名詞となった場所。

そんな大滝ダムについて、前置きなく投稿できていな
かったのだ。

完成してからの大滝ダム現地は、いつも不思議なくらい
そんな辿った険しい運命を感じさせない明るい雰囲気で
出迎えてくれる。ダム側の方々はおそらくはそう努めて
いるに違いない。
だから私も努めていつも通りに観賞しようとあらためて
思った次第。

ただし現地の人々の思いはまだまだ、と感じたことも
有った。もう随分前だが、大津古谷にあるコンクリート
プラント跡と原石山を見に行ったときのこと。その近辺
歩いてみえる方がおられたが、明らかによそ者の私へ
の眼差しが怖かった。ちなみに原石山にはテーリング
の放流口のようなインパクトのある景色や、壮大な
ホッパー跡、半円のループトンネルなどが有る。


いつもは試験湛水中に地滑りの起こった白屋地区から
訪れるのだが、今日はここから。
01.jpg

オオスギ広場のらせん階段が見える。
ロマンと夢のあるシンボルの一つだが、残念ながら
現在閉鎖中。
この階段を上がったところには「大滝ダム学べる防災
ステーション」があるが、ここからは行けなくなっている。
02.jpg

03.jpg

対岸、右岸から。
04.jpg

05.jpg

06.jpg

しかしながら、バス停は現役。
乗降者はかなり少ないものと思われる。
07.jpg

最近は著しくその数を減らした公衆電話も有る。
08.jpg

まずはズドーンとダム全景。
こういう順番で見るのも良いものだ。
アーチを模したという天端のデザインも、日当たり
次第で、くっきりと見える時が有るが、この時は
いまひとつ。見栄えの良い写真を撮る、ということ
に興味の無い自分の腕の問題もある。
09.jpg

これは計画水位維持放流設備という副放流口。
放流時の美しい写真が現地の案内板にある。
10.jpg

真下にはこのダムの水で発電する関電大滝発電所が
見える。
11.jpg

対岸、右岸から。
12.jpg

さらに少し下流側には樫尾発電所の取水。
13.jpg

14.jpg

今は行けない歩道。
15.jpg

ダムの中みちから。
16.jpg

現在唯一正規の入口となっている駐車場の擁壁にも
アーチが模されている。
17.jpg

ダム完成までの長い歴史や説明などの看板が
あるのでここでおさらいしておいた。
18.jpg

気持ちのいい天端は、一般車通行止めである。
19.jpg

「大滝ダムの楽しみ方・歩き方」という案内板には
ビューポイントが紹介されているが、このうち、
クモノタカダイ、オオスギ広場、は閉鎖中。
よく見るとそのように書かれてある。
20.jpg

では防災ステーションの方に。
この左が防災ステーション。
右に下っていくと、オオスギ広場だが残念ながら立入禁止
になっていた。
21.jpg

防災ステーション前の広場。
22.jpg

「大滝ダム・学べる防災ステーション」と書かれているが
以前は「防災」じゃなく「建設」ステーションだった気がする。
もともとはダムが完成するまでの学習施設だったが、現在も
現役で活用されている。
もちろん中に入ったが、今回は割愛。
23.jpg

オオスギ広場方面は立入禁止だし、クモノタカダイへも
行けないのも残念。下から見上げるのみ。
24.jpg

ここからの写真だと天端がアーチ橋のようになっている
のがわかる。
そして、そのアーチに見えるギャラリの中は通路として
開放されている。ちょっと入ってみよう。
「ダムの中みち」と言う。
25.jpg

26.jpg

27.jpg

このグレーチング。
思わず、「良い仕事してますねぇ」と言ってしまった。
28.jpg

29.jpg

例によってなかなか中に入らない。
30.jpg

31.jpg

32.jpg

33.jpg

圧巻。
34.jpg

やっと中に。
35.jpg

36.jpg

自火報ベル
エレベーター
37.jpg

ここで終わりではないが、施錠されていて開放区間終了。
ちなみにこの「ダムの中みち」から外の景色がまた圧巻
なのだが、あまりに撮影枚数が多すぎて逆に載せない
と言う矛盾。
38.jpg

天端に出て来た。
39.jpg

選択取水。結構水位が高い。全容は見えない。
40.jpg

クレストは通常のモーターでのワーヤーロープ巻上ではなく
油圧シリンダー直吊。日本初だったのだそうだ。
これにより天端はスッキリ。
41.jpg

42.jpg

建物は大滝ダム管理支所。
43.jpg

とにかく右岸到着ね。
44.jpg

45.jpg

46.jpg

ダム湖は「おおたき龍神湖」
47.jpg

48.jpg

ダム湖に沈む道、ってのはそれが廃道でなかったとしても
そそられるものだ。
49.jpg

ダムの裏側ってのは、いろんな物が見えてまた良いものだ。
(ちなみに正式にはこちらがダムの正面)
50.jpg

51.jpg

52.jpg

ダム湖に軽四が落ちてる、と思ったけど違う。
53.jpg

54.jpg

この日は丸一日このダム一本で居たので写真も相当数。
とりあえず「2」へ続けよう。「1」完。

posted by Shimneti at 01:57| Comment(6) | ダム・発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする