今日は雨だというから、部屋でおとなしくこれに写真
貼っつけてる。
けど、雨降ってない。どうしてくれんの、この不完全燃焼感。
ぶつける場所がない。つくづく学習能力無いなぁ。自分。
それはまぁいいとして、これはもう2年ほど前のこと。
社内旅行で城崎温泉に行った。
集団行動嫌い、協調性ゼロの私がみんなと温泉入ったり
談笑したりしてるはずもなし。
旅館に着いて夕食までのひととき、みんなが温泉に入ったり
している間、自分は一人夕闇を彷徨っていた。
温泉街からこっち向いて歩いてるやつなんて皆無だ。
さっそく何か見えてきた。
煉瓦の穴が見える。
前に小さな川がある。それを渡って近づいてみる。
要石には「量水器室」と書かれている。
量水器やバルブなどがある、というのか。
量水器の後ろは当然施設だが、暗くて見えない。
県道だったか、もう少し山側に上がると、別の入口も
有った。
そんなわけで、次の日の朝、二日酔いのまま再訪した。
早朝に出かける私を見て「おっ、一番湯を狙うんだな」
なんて思う人は誰もいない。
またわけのわからん所、見つけよったんやな、と思われて
いるに違いない。で、まぁ、その通り。
昨晩と違って、明るいというだけで全く雰囲気が違う
ものだ。
それほど昔のものでもないだろうけれど、かなり良い感じ。
どうして昔の物にはこう趣が有るんだろう、と思う。
何でも重機で簡単に造ってしまう現在と違って、思い入れ
が全く違うのだろうな。
いま同じような物を造ろうと言っても、とってつけたような
レトロ感の、張りぼての物が出来上がるんだろうな。
かと言って、まぁこれもとってつけた感は少なからず有る
から、まぁ大差無い、と言うことにしておこう。
昨晩と同じように渡ってみる。
上の施設のフェンスの横は歩いて行ける。
多少の坂道になっている。
水処理施設のようだ。
だんだん入れないでもない雰囲気になってきたけど、
入ってはいない。旅行中に逮捕なんてあってはならぬ
ことだ。
堰堤が出てきて、その向こうは池になっている。
温泉っぽくはない。
これ以上は行かず、ここで引き返した。
奥にメンテナンス車両が入れるくらいの出入口がある。
道路側から見たところ。あまり出入りは無さそうである。
探索はこれでおしまい。なんぼ協調性無いと言っても
時間は守らんとね。
一応私なりの城崎温泉を楽しんだ、ということだ。