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2019年03月24日

とある鉱山にて

もうなぁ。しっかりしてくれよ、天気予報、と思ってるよ。

せっかくの休みだから、早朝から起きだして探索に出かける
予定だった。南紀にしようか、はたまた岐阜の方に・・・。

で、天気予報を見たわけ。      雨なんだって。
雨じゃぁ仕方無いなぁ。家でおとなしくしていよう。

お昼になって、あれ?雨なんて降ってねぇじゃねぇの。

なんだよなんだよ。じゃぁ近場のダムでも。

津から車で50分。

ダムでも歩いて一周するか。
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このダムは昔、小っちゃい池だった。用水不足で紛争が
絶えず、ダムを造ったのだ。・・と堰堤の石碑に書いてあった。
昭和50年(1975年)竣工。
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私にはちょっとした能力がある。洞窟とか坑道とか隧道とか、
とにかく洞穴が有ったら、臭いでわかるのだ。
いや、能力というのは言い過ぎ。これは誰でもわかる。
たぶん地中の温度と外界の温度差によるものだよね。
あの独特のにおい。

とにかくダムを一周するために歩き始めたら、5分もしないうちに
その臭いがし始めた。絶対鉱山あるな。

でも行きたい気持ちをがまんして、ひとまずダムは一周した。
で、二周目、すぐに林に分け入った。
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あはは。
いや、これもう土の色がマンガンだよね。
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森の藪の中をガンガン登っていく。・・と言うほどでもなく、
数十秒登っただけ。
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ポンとこんなとこに出てきた。
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もう出てきたよ。間違いなく鉱山跡だね。
ダムからほんの数分歩いただけの場所だ。
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大したものは無いか、と思ったけど、そうでもない。
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でっかい車輪みたいなのが見えてきた。
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なんか可哀そうなことになってる軽トラ。
倒木はそんなに古くはない。最近のことか。
しかしこの軽トラが現役だった時代はおそらく昭和40年代
だろう。
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ワイヤーもある。
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当時のヘルメットだろうか。
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金庫もある。
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中は?何も無かった。
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やかんよりも尋常じゃない大きい丸環の方が気になる。
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小屋が崩壊しているのだろうか。もとは小屋だったに違いない。
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コンプレッサーらしきのが見える。
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カブみたいなのもある。カブなのかバーディなのか。
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盤も見える。
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これは何だろう。巻上機か。
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それよりなにより、さっきから横に開いている深い谷。
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写真ではわかりにくいけど、すんげぇでかい。
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近づきたいんだけど、怖すぎて近寄れない。
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怖ぇ〜怖ぇ〜と言いながら恐る恐る近づく。
あかん、やっぱり。足元が落盤でもしようものならひとたまりも
ないわい。
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右の奥で、闇に吸い込まれている。
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照らしてみる。
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サーチライト&望遠。
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次いで、左がわは?
こっちにいたっては、怖すぎて近寄れん。
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こちらも闇に吸い込まれている。
すげぇスケール。
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こんなところにホースをつるしているやつがおる。
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ちょっとこれ一周してみるか。
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こっちから足元を覗けんもんか、と思ったけど、やっぱり無理。
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さっきのホースが下に向かっているのが見える。
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一周していたら、穴に下りていける場所を見つけた。
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右の闇には近づくことができた。
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しかしながら、あの左の闇には近づくことはできない。
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望遠で見るしかない。
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さて、先ほどの軽トラの横をすり抜けると、・・・
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こっちにも池が見えるぞ。
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滑り降りてきた。
位置的には、先ほどの右の闇の延長線上にある。
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なんとなく落盤してこのようなことになっているようにも思えた。
斜面には二つの穴が見える。
まずは左側から。
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やっぱり落盤かな?
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池を一周して右の穴へ。
その前に、この池にかかっているシートみたいなのの内側も
気になるところ。
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右の穴。
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入れないこともなさそうだけど入ってない。
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この後、さらに山奥にも行ってみた。
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とても人工的な溝もある。
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確実に道だよね、というのもある。
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もはや、鉱山跡とは別の場所ではあるけれど、時代は同じか?
懐かしい車も居る。古いと言っても昭和50年60年代だな。
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こちらは鉱山に関係あるのだろうか。
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これだけの規模だから、有名鉱山だろうと思って帰って
調べてみたら、やっぱり有名なマンガン鉱山だった。
天気予報のおかげで思わぬめっけもんだった。
いやぁありがとうありがとう。
posted by Shimneti at 17:42| Comment(0) | 鉱山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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