一日に何箇所もテキパキ次から次へと回れる人を
見ると、いつもうらやましく思う。
事前調査とか計画とか、まったく嫌いなもんだから
その日のインスピレーションと現地で閃くとか、とき
めくとか、そういうものに頼っている。
長時間居るのだからいろいろ見ているか、というと
そうでもない。見落とし、見忘れが多くていやになる
な。池原ダムクラスになると、規模がでかいから、
朝から晩まで一日中居たけど、今思うとやっぱり
見忘れてるのがある。
池原ダムにはしょっちゅう来ている気がするけれど、
実際は通過するだけで、ゆっくり立ち止まって見た
のは、夜中に友達と来た時以来。
まだ2回目だ。
聳え立つアーチの堰堤下はスポーツ公園になっている。
キャンプしている人達も居るし、温泉もある。
おおよそダムに興味の無い人たちで賑わっている。
いや、それ、むしろ理想的だよね。人々の生活との融和だ。
ダムにカメラを向けている人は、見渡す限り私だけだ。
ダムはブームと言われているけど、それでもやはり
少数派のようだ。以外と鉢合わせしないからね。
場所はここ。
続いてこの道を上がって行った。
公園から堤頂へ最短で上がれる。
道中こんなのがある。
きっと建設時のプラント跡だ。
天端到着。いやぁ便利な道だよ。
あっという間に到着。
こういう穴もいちいち見てみたいんだけど、そんな馬鹿野郎
のためにちゃんと扉がしてある。だから見れない。
で、何だと?
今日の目的地の一つが行かれへんやんけ。
と言ってもどうせ時間無いんやけどね。
期間、と言ってもその通りになるかは、わからん、と言うのが
また楽しい。けど腹立つ時もある。
天端は国道425号。天下の国道が走っている。
交通量は極めて少ない。通行止めの影響も有って、
というより、そもそも、もともと通る人は少ない。
降りてみたくなる入口。
ほら。降りてみたくなる。
でもそれは叶わない。見学会とかは性に合わないし。
しかるに願いが叶う時は来ない。
扉の向こうもしかり。
ランプ交換するにはマシな位置に付いている照明。
それでも交換時はちびるだろうね。
壮大なアーチにしばし感動。しかし写真のセンスは無し。
張り出した監査廊に人が居ればそのでかさがわかるのだが。
でも扉があるから想像はつく。
あちら側にも階段がある。
しかしこのアーチに右岸とか左岸とか呼べるものなのかね。
だってアーチの下はこれだからね。川が見えるんじゃないのよ。
さっきの公園だ。
そうなんだよね。堰堤には放流の設備が無いんだわ。
放流は発電所の有る全然別の場所だ。
たまにはダム湖にも目を向けて。
あすこ。対岸のあそこに放流の設備がある。
対岸と言っても、このダム湖、おそろしくでかいので、
だから対岸とも言えないか。
放流設備をバックにダム湖百選のプレートがある。
ダム湖は「池原貯水池」と言うようだ。
「池」というよりは、やはり「湖」という規模。
堰堤のもう一方の端まで来た。
あんな隅っこに部屋がある。何だろう。
その部屋の上。測定に関する何かが有るのだろう。
先ほど見えていた階段を見下ろす。
右岸沿いの上流側は立入禁止になっている。
ここでおわり。
アーチが真向きに見えるお立ち台でも撮った。
今日はこの辺にしておく。まだ続きが有るけど、またそのうち。
だからタイトルを池原ダム1、としておこう。