紀伊半島はそういった方に打ってつけの場所。
この日は南のほうから北上。
林道と言ってもいいような県道を延々走る、なんて
茶飯事。毎日通っている人も居るんだろう。

ここを目指してきたわけでもなかったし、例によって
下調べも何もしてこなかったので、深入りはできていない
けれど、せっかくなのでちょっと立ち寄った。
熊野川町滝本。
この奥地を調べ出したら、さぞいろいろ有るに違いない。


林道まがいの県道は、少しまともな広さに変わり、
滝本の集落に入る、・・と、宝竜滝の立派な表示
が登場する。
にもかかわらず通行止。


通行止の横には落石の恐れがある為、と書いて
くれてある。とても親切だ。だからもちろん滝も
見に行った。



それはまぁいいとして、こちら、発電所のほう。

いや、この看板に惹かれた。平維盛が色川に逃れてきた
その場所だ。藤の橋を、敵来襲のいざと言うときに綱を
切って谷へ落そう、と言う仕掛けをしていたのだ。
藤綱の要害。この奥にそれがある。
登り口=滝本小学校跡、と言われてもよそ者の私には
通じておらず、てっきりこの発電所の奥だと思っていた。
だいいち看板の矢印は発電所の方を指している。

知らぬが仏、というやつで、遠慮なくどんどん進む。
ここが登り口と思っているんだから仕方がない。





ほほぉ、ここを進むのかね、という塩梅でどんどん。

人ん家感満載なんだけど、知らぬというほど強いもんはない。
何の背徳感も無かったなぁ。

水路の矢印もあるし、何の疑いもなし。



鉄管脇巡視路を登る形。



道中、あまりにも「藤綱云々」の表示が無い為
こっちかな?という取水水路にも立ち寄ったが外れだった。

観光案内がある道にしては危険過ぎるので、これは
違うだろう、と最後まではいかず引き返す。

登山が好きな人にとっては巡視路を通るなんて邪道だ。
けど自分はこっちのほうが好きだ。しかも直登だから
一気に高度も稼げる。

そろそろ塗り直しが必要なご様子。


やがて巡視路は鉄管からちょっと離れる。
景色がとても良い。

鉄管はまだ登っている。

ここで、「藤綱の要害」の案内が登場。
ここで気づいた。

向こう側が正規のルートやったんやな。そりゃそうか。

巡視路を登ると、やっと水平道に着いた。



あと30分もかかるのかね。

取水まで900mかな?


空中を通る人工的な道も好きなジャンルだ。



道中ところどころに下に降りるはしごも有る。

30分もかからずに要所に着いた様子だ。
ここでルートが分かれる。
左が藤綱の要害側。右から行ってみる。



すぐにおしまい。


振り返った景色。

では引き返して藤綱側に行く。



取水が登場。





取水口




ここを渡ると藤綱の要害。

藤綱の要害に惹かれてここまで来た、などと
言っているが、本当はこの取水堰堤が目的地。
当たり前か?維盛のことなどすっかり忘れて、
満足気に山を下りた。


今度は正規のルートを下りる。

これが件の小学校跡なのだろう。

遊具の跡らしきのが残っている。

小学生が毎日ここを通っていたのか、などと思いながら
下った。

登り口の真ん前に車を停めてたんだなぁ。

時間が無くて行けなかったのでありがたい記事でした。落差200mは登る自信
無いので行った気分になっておきます(笑)。
早めですが良いお年を。
以前お話したところが出てるではないですか・・・・・「行ってこい」的な情報提供ですかな??
宝滝の上流に昔建設時代に建設した幻の堰堤と取水口があるそうですが、あれは上級登山者でないといけないそうなのでM子はちょっと無理ですかなーーー
どちらかと言うと、堰堤切り替え後のバイパス取水口が気になるところで、あれもかなり古いそうですよ。
なかなかあちらの方面は距離があるので行けれませんが、来年春中旬には行きましょう!
いや、引きずってでも行きましょう!
それと、こんなところで報告するのもなんですが、新年度より車が変わります。
同乗される場合は必ずカッパと帽子は持参してくださいね!
悪走路は軍用車なのでそれなりに行けますが、たぶん・・・乗りたがらないかと思います。
タイヤが4つから3つになりましたのでご了承ください。
本年度はいろいろ楽しい時間を過ごさせて頂きましてありがとうございました。
新年も何卒宜しくお願い致します。
そちらから紀州の南のほう、と言うと結構な遠征かと思いますけど
やっぱり来られていましたか。普段ひろし様が行かれている場所に
比べると里山程度で大したことないですが、時間が無いでは仕方無し。
本年もいろいろ行かれるかと思いますがお披露目よろしくお願い致し
ます。
へんなぁ。外車ですかね?見てみたいけど同乗は難しそうな。
そう言えば、もっと奥に行かれたと言っておられましたよね。
バイパス水路も行ってみたかったですが、それは帰ってから地図を
見てわかったことで。あのまま奥地に進む気はしない感じではあり
ましたけど、林道から攻めてみたいですね。
本年もまたお誘いの程よろしく。気が向かれましたらでいいので。