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2018年08月18日

半田の寝仏

半田だと言っても津市の半田だからね。
津市は県庁所在地。津市と言ってもいまやめっちゃ広範囲
だからね。
とは言っても半田は市街からそんなに離れてるわけでも
ない・・・のにこの塩梅。なかなかの田舎っぷりだ。
このあたりは広範な小山になっていて、戦前砂を採るための
鉱山が有ったり、そこから派生して戦中は軍需工場が有った
りで、そちらこちらに坑口が開いている。地中は相当な
坑道が張り巡らされているらしい。
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三重に赴任した2012年、自転車でプラプラしてて比較的
すぐにここに来たのだった、というのを最近思い出して
2018年、再訪した。
どこまで空洞かわからんような小山をえっちらおっちら
登っていくと、なんだなんだ?
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骨壺みたいなのがいっぱい置いてある場所が出てくる。
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そこを抜けると、「すすきの原」が如く「雑草の原」が出現。
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こんなひっつき虫だらけのとこに入るやつおらんやろ、
と思うような場所に看板がある。
ほほぉー 龍泉寺。お寺の持ち物なわけね。
でもこのまま放置、と言うことはあれかな?陥没かなんか
するから使えん、ってやつかね?
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それともこれも鉱山跡かね。
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何も無いなぁと思ってたら奥に何か寝とる、ということに
気付いた。
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なんじゃありゃ?
しかもかなりの巨体やぞ。
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んー、まぁ入るんはやめとこう。
もっと見えるとこ無いかな?
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ええとこが見つかった。この広場の向こうに墓地があって
お参りの方々の白い目線を背中に、しかも他人様の墓地
をずかずか跨いで、この風景。
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なんだ、シートを被ってるじゃないの。
なんだろねぇ。
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まぁこれ、ガリバーみたいなのが寝てる、ということは
間違いない、と思ったね。寺の持ち物だし・・でもまさか
仏か?  いや正直仏だろうな、とこの時すでに思ったね。
・・で、こんなでかいのを運んだ人も居れば、シートを
被せた人も居る。とにかくこれが何かを知っている人は
たくさん居ることも間違いない。そう思ったのを覚えている。
帰ってインターネット博士に聞くか。と言うことで退散。
ネットを見たら案の定いっぱい出てきた。
でも誰が何の目的で、この先どうするのか、ってのは
いまだによくわかってない。
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伊勢若松じゃないけど、忙しい時はちょっとした合間に
国土地理院のお世話になる、ってのが最近の自分の
形になっている。特にこういった場合、上空からの写真に
古いやつが有るのがありがたい。
2004年には存在するけれど、1979〜1983年は無い。
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そんなわけで、2018年6月、なかなかに忙しいんだけど
近場だし、ということで久しぶりに散歩がてらやってきた。
6年前とほぼおんなじコースだ。
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あの骨壺みたいなのも健在。
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でも丘の上はちょっと様変わりしていた。
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雑草の原のイメージは無い。整備されてる。
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奥には・・・?寝とるよ。
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おっシートが外れている。寝仏であることはすでにネットで
見てあったので、初見の時の感動は無い。
また雑草の中にこの姿を晒しているわけでもないことが
見ていての安心感につながっているような・・・。
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近い将来何かが起こりそうな整備具合。
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立禁よりもゴミ捨禁を重視している感じ。
入口のイメージがこういう具合だったとは、今回よくわかった
次第。
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足場の階段を見れば、その巨大さがわかるというもの。
あの台座の下には地下迷路が広がっている、というのも
なかなかの浪漫だ。
では例の墓地に行って正面から拝んでおこう。
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木が邪魔でなかなかすっきりクリアに見える場所は無い。
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なかなか良き寝顔である。
これを建造している風景。運んでいる風景。必ずや撮っている
人が居られるとは思うが、そこまでは辿り着いていない。
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posted by Shimneti at 22:32| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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