カテゴリ
ダム・発電所(323)
鉱山(53)
林道(56)
隧道(112)
(16)
鉄道(58)
その他(112)

2018年05月12日

大滝ダム2

ところで、この赤いヤツ。ケーブルクレーンだ。
この界隈のどこからでも見えてかなり目立っている。
今ではすっかり有名になったけれど、ダムが出来た当初
は、「黒部ダム建設の時に使ってたやつなんだって」
「ほんまなん?」と言うようなことをよく聞いた。

今はちゃんと名前まで付いていた。
「クロベノエキ」
なになに? 黒兵衛の木? 黒部の木? 黒部のエノキ?
カタカナだとちょっと考えてしまうな。
クロベノエキ=黒部の駅 が正解のようだ。
01.jpg

02.jpg

03.jpg

04.jpg

05.jpg

06.jpg

07.jpg

08.jpg

09.jpg

しばらく来ぬうちに、みんなの念願叶って、一般公開
されていた。
10.jpg

壮観。
11.jpg

12.jpg

13.jpg

黒兵衛御座候。
14.jpg

あの階段を越えれば・・・でもなかなか越えない。
15.jpg

16.jpg

17.jpg

18.jpg

19.jpg

やっと登った。
20.jpg

21.jpg

なるほど、弧を描いている。
黒部ではケーブルクレーンがダム両岸に居て同時に
移動していたが、大滝に持ってきた時、片側で弧を描いて
移動するように改造したのだそうだ。
こちらが移動塔になる。
クモノタカダイのところに有るのが固定塔と言うことだ。
22.jpg

23.jpg

24.jpg

25.jpg

26.jpg

ダム建設のコンクリート打設に使った設備なので、
相当な強度を持ったものだろう。
ここに静かに座り続けることに、安全上の問題が
発生することは当分無いはずだ。いつまでもこの
状態を保持してくれることを願わんばかりである。
27.jpg

28.jpg

29.jpg

こうやって見ると、鉄道そのもの、と言う感じだね。
まぁ鉄道だけど。
30.jpg

残念ながら、運転席、と言うか操縦席は見れなかった。
こう言うのは、以外と草に埋もれていた時代の方が遠慮
無く侵入できたりするものだ。
31.jpg

32.jpg

33.jpg

34.jpg

35.jpg

36.jpg

37.jpg

38.jpg

39.jpg

40.jpg

41.jpg

ここからの景色は抜群だ。
42.jpg

ここでコンクリート打設に頑張った設備なのだから
当然こんな景色を見下ろせる。
43.jpg

建設に纏わる遺構は、これだけでなくまだまだ有るが、
とりわけコンクリート関係は撤去も大変なことが手伝って
残っているものが多い。
これはモノレール跡
44.jpg

今なにかに使われているわけではないので、完全に
遺構だ。
45.jpg

46.jpg

47.jpg

だから寸断されている。
48.jpg

49.jpg

50.jpg

51.jpg

52.jpg

駐車場の上にも一部。
駐車場界隈にはかつてバッチャーやセメントサイロが有り
基礎の遺構が今もある。
53.jpg

54.jpg

55.jpg

56.jpg

57.jpg

58.jpg

ここから望遠で、今回は行けなかった「クモノタカダイ」
が見えていた。
59.jpg

固定塔はいずこにあったのだろう。
60.jpg

建設当時、この先には原石山と骨材の一次破砕の
設備があり、コンクリの骨材はこの地で調達していた。
61.jpg

この上には建設事務所が林立していたと思うが、
今も何かしら現役のようである。
62.jpg

ここから下には骨材の二次破砕から石や砂をあの
モノレールで降ろしていたのだ。
建設当時、夜中の漆黒の山奥に突如現れるあの
明るい要塞はこの場所に繰り広げられていたのだ。
今は静かな山に戻りつつあるが、その時の遺構は
痛々しいほどに残ったままである。
63.jpg

こちらは別日撮影。原石山のほう。
堆積ダムからの放流、半円弧のループトンネル、ホッパー跡
かつてはここで一次破砕を行っていた。トラックで降ろして
いたのだろうか。当時ここまで来る勇気は無かったから
見ていない。まぁ来れなかっただろうけど。
64.jpg

ホッパーに乗ってみるの図。
65.jpg

林道終点は堆積場。
斜面を見上げるとまだ上に何か有るが行ってない。
66.jpg

さて、続いて白屋地区に行く。
いつもなら真っ先に来る場所だ。
道中の穴。
67.jpg

68.jpg

PC斜長橋の白屋橋。
69.jpg

立派な橋はかかったが、白屋地区は移転しなければ
ならなくなり、今は誰も居ない。
住居は移転しても通ってる方がおられるに違いない。
70.jpg

今は
企業・団体との協働による
水源地の村「未来への風景づくり」
こういうことになっている。
企業というものはいつの世も利益を求めているもの。
こういった活動がいつの間にか忘れ去られていた、
というようなことにならないでもらいたいと思う。
71.jpg

村の入口は獣害対策のゲートが有る。
72.jpg

新しい建物が建っていた。
73.jpg

74.jpg

家は残っていない。
75.jpg

ところどころにこんな穴が有って、水の流れる音が聞こえる。
76.jpg

77.jpg

78.jpg

79.jpg

80.jpg

この先へ送る電線は無し。
81.jpg

消防水利。
82.jpg

ここが一番高い場所では無いが、眺めが良い。
ダム湖面には、旧道が浮き沈みしている。
今日は天気が良く、気持ちが良い。
天気が良い時にしか来ないのだから、私はいつも
こんな風景しか見ていない。雨の日も風の日も
この地と苦楽をともにしてきた人々がこの地を離
れる、と言うのはどのような気持ちなのか。
閉山する鉱山を離れゆく人々と相通ずるものが
あるのだろうか。そんなことをつらつら想いをめぐら
せながら、暗くなるまでここで佇んでいた。
もう日が沈みかかっている。まるまる大滝ダム周辺に
居た一日だった。
83.jpg
posted by Shimneti at 09:57| Comment(2) | ダム・発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大滝ダム2投稿ありがとうございます(^^)/

充実してますね!
通いなれたはずの大滝ダムですが、ここまで踏み入れたことが無かったです( *´艸`)
すごく勉強になりました!

写真を拝見しながら、また同じ場所を訪問してみたいと思います♪
Posted by さかな at 2018年05月14日 20:55
またまたコメントいただき ありがとうございます!!
それってけっこう褒めてくれてますよね?
慣れてないもので。
調べたりするのが苦手なもので、いつも適当なことを言って
その道の人からは間違ってるだの何だのと言われております。

で、この日は朝から暗くなるまでダムに居て、本当ならば
原石山の頂上と、ダム湖に浮き沈みしている旧道も探索しよう
と思っていたのですが、叶わず、でした。私もいつか再訪し
たいと思います。
ではではまたよろしくお願いします。

Posted by shimneti at 2018年05月15日 00:18
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: