ここまで来て ここに寄らないわけがない。


そうそう。
小匠ダムです。
「小匠防災堰堤」と書かれています。

このダム、樫山への林道を進むとこんな風に登場します。
けれど、私の記憶では以前はこんなに明るい印象では
ありません。
雨なのにこの明るさ。 どうも記憶と違ってるな。
それとも、昔は夜行性だったからそう思うのか・・・
とにかく記憶ではもう少し鬱蒼とした林道の中に突如
現れる感じだったような。

乙な雰囲気の建物を右手に進んでいくと、

通行止、とあります。

そして、冒頭のこの隧道が見えてくるのです。


まぁ変わったダムです。
こんなとこに隧道が有ったらダムの意味ないやろ、
とか、そもそもこんなとこに道つけへんやろ、・・・
という突っ込みが入れたくなる。
とは言っても、いまやこのダムの諸元は既に有名
になってはいます。

反対側はこんな風になっているのです。
防災ダムなので、災害が起こりそうな時に機能するダム
なのです。

ダム湖側ですが、このくらいの雨だと、何事もないかのような
静けさです。

堰堤の上へ続く道が整備されていたので、行ってみました。


法面の工事をしているようでした。

ダム湖も工事をしている様子。

霧の中に幻想的な堤頂です。



この工事をが何をしようとしているのか、わかりません
でしたが、道路側と取付が嵩上されています。

こんな感じ。

この斜めってるやつが隧道ゲート駆動部です。

操作盤。

さらに先へ進みます。

この天気での下流側の眺めです。写真だともうひとつ
ですが、現物は、これはこれでなかなか良しです。

上流側の様子。下流側のほうが水が豊富に見えます。
少々地下にも水流が有るのでしょう。

サイレンが間近で見れます。いま鳴り出したらたまらん
でしょうな。


概要とはいえなかなかに詳しい。
昭和33年度竣工です。

常時吐いている放流口でしょう。


右岸の行きつく果ては、堤頂を渡ってどこかに行く、という
ようなものではありませんでした。

こんな感じで終わり。

左岸に戻って来て、整備されている道を下流側へ進みます。
小匠ダム付替道路法面工事 とあります。なんだ付け替え
ちゃうのかね。
隧道は開かずの間になるのか?

建物も上に移動して・・・ということか?

これはいささか寂しい将来が待っているような・・・

再び下流側の従来の道路まで降りてきました。


ケーブルリールを机代わりに、ここで休憩するのかな?

下流側へ降りていけそうな階段が有ります。

ちょっと降りてみましょう。



近くで見る放流口はやはり迫力が有ります。
魚道らしきのも見えます。魚道なのでしょう。

見上げればあの隧道。

ダム湖にも降りていく道が付いています。工事中だから・・・

ちょっと降りてみましょう。

こんな感じ。



隧道の横のこの場所にも行ってみます。



先ほどのダム湖下からのこの場所の様子です。


湛水時のゲートが閉まったこの場所に立つことは
出来るのか、などと、いささか不謹慎な好奇心が
湧いたことも事実。

この天気ではあるけれど、さらにこの先、樫山へと
進んだのでした。


見てきたんですがその後付替え道路の工事が始まったとどこかで
話題になってたのを見たような気がします。でもたぶん堤体の
トンネルを埋める方向なんだろうなと思います。どうなってる
のか気になってたんでありがとうございますです。
3年前ですか。わたしの方は1年前なので、現在はもっと
工事が進んでいることと思います。
やっぱり付け替えちゃうわけですね。
めずらしさは半減しますが、新道から見下ろす旧道もまた
乙なものとなりそうで、それはそれでまぁ有りか、と慰め
ることといたします。