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2015年09月27日

歩いてなら立山温泉跡に行ける?

のはまったくのウソです。
・・と言う前に、そのような情報はもともと世間には無い
ようです・・・

立山温泉も目前というところで、追い返されます!!



二十数年前、3度ほど不法侵入を果たしたわたくしめは
年も取り、このたび合法的に見学しようと企てました。

絶好の山日和天気となった2015年シルバーウィーク。
折立の薬師岳の登山口は案の定大渋滞となっています。
逆に有峰の観光施設界隈はシルバーウィークでさえ
こんな少人数で大丈夫かいな、と心配になるほど。
いかに登山のほうに人気あるか、という感じ。そんなイメージ
無いけどなぁ。

工事関係者専用の折立ゲートのかたに行先、談笑、あいさつ
し、鼻歌まじりに歩き始めます。
登山道じゃなく林道歩きだから退屈極まりないものです。
折立のあの大渋滞の登山口とは打って変わって、こちらを
歩いてる人は誰もいません。結果的に歩き始めた7:30から
戻ってきた15:00までに、歩いている人とは誰にも出会いま
せんでした。
01.jpg

道中は、このように立山温泉跡地まであと何km、と気持ち
を盛り上げてくれます。あと少しのところで追い返されるなど
つゆ知らず・・・

行きには希望の看板も  帰りには「誰の為の看板やねん」
むしろ腹立たしいものに変貌。
02.jpg

岩井谷で遊んだ1時間を差し引いても歩行時間3時間
を費やして11:30有峰トンネルと湯川トンネルの分岐前
に着きました。
03.jpg

04.jpg

「こっからは国やからあかん。」
??  国やから? 

「そこに書いてあるやろ、国って」
?? ひょっとしてあれのことか 国土交通省!!
   あかん理由になっとらんけどな。

水須でも折立でも歩いてやったら行ってええ言うてたぞ。
「そっちは知らんけど、こっちは国やからあかん」
?? なんじゃそりゃ。

最後には一応「わるいけど、何かあったら(自分の)責任
になるから戻って」と言っていました。国の責任は回避する
らしい。

理由になってないのはおっさんの問題としても、この先
がダメなことには変わりなし。

残念なことですが、こういう予定外ハプニングこそ、この
プチ冒険の楽しいところでもあります。
05.gif

この場所から見る水谷平の出張所。
06.jpg

07.jpg

立山温泉目前とは言え、まだプラス2時間くらいの距離は
有ります。
08.gif

09.gif

代わりに、北陸電の巡視路にある隧道など、何か所か
立ち寄る時間が出来、余裕の15時には折立に戻って
きました。

大自然・北アルプス。人も動物の一員としてどこに出没
しようと構わん、という輩も多いはず。
私もそのうちの一人。
希望の看板、 また国と各連絡所との連携の悪さなど
課題も多し。 看板など、立山温泉跡地まであと何km
と、誰に向かって書いているのでしょう。まさか工事の人
向けとも思えず。やはり歩いて行ってはいけない旨を記載
しておくべきです。国の安全は確保、と言うなら、なおさら
安全にも関わる問題。これらのことはこんなところに書い
ていても仕方がないので、正式なルートで苦情を申し上げ
ることにします。
10.gif

11.gif

この有峰界隈は、北陸電力の社有地であったり、県
が管理している部分、国が管理している部分、と、
いささか、登山者等にはわかりにくい管理になっています。

われわれ登山者など遊びに来る者は、そこを通らせて
頂く、という意識が必要なのでしょう。しかしながら有峰
に車で入るには、金を払っている、といったことがこの
意識を逆転させてしまっています。私などは貨物だから
4400円も取られます。

私自身は、有峰はもっともっと秘境であるべきだと思って
います。
遊びに来る者には、もっと高潔に、富山にとって大切な、
富山を守るための有峰への道を、大枚をはたいてでも
通らせて頂く、と思わせるくらいの態度であってもらいたい
と思います。
残念ながら現在の有峰は観光客を呼び込みたいのか
そうでもないのか、また、誰の為に道路を整備している
のか、など、いささか不明確。
そんなに払うなら、もうちょっとちゃんとしろよ、なんて
思わせているようではダメです。
今回何か特にそう感じました。以前はそんなこと思いも
しなかったけれど。きっと立山温泉跡への一件がそう
思わせただけでしょう。



ちなみに・・・
現在の有峰は、有峰に入る為のルートが3本有ります。
・亀谷ゲートからの小見線
・水須ゲートからの小口川線
・東谷ゲートからの東谷線

何度か有峰に来ていた20年ほど前には、東谷線は
有りませんでした。また小口川線も一般開放されていま
せんでした。
かわりに跡津川からの大多和峠のゲートからの大多和線
が有りました。 現在は閉鎖されています。
まがりなりにも有峰湖を車で一周することもできました。

また有峰湖の東岸にある折立は、薬師岳への最短登山
拠点であるし、またそこにある折立ゲートからは真川線
という、一般開放されていない林道が、富山県にとって
大変重要な砂防拠点、水谷平へと続いているのです。
posted by Shimneti at 20:16| Comment(8) | 林道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
有峰林道は無料の時にしか通った事がありません。折立から先、
そんな風になってたんですね。岩井谷ダムに興味があって記事に
されてた方に聞いたら立入禁止だから行けませんよと寂しい
お返事を頂いたりしました。称名川の方もなんですが立山砂防の
ページ見てもどこまで入れるのかの情報が無いんですよね。
現地で確かめればいいんでしょうけど賭けで行くにはちょっと
遠いので先延ばしになってます。

情報ありがとうございます。参考にさせて頂いていつか行って
みたいと思います。
Posted by ひろし at 2015年09月30日 23:16
ひろし様 毎度有難うございます。

この界隈でいつも感じることは、北アルプスの大自然を相手に人間
の為や、生活を守る為の工事をしているんだ、という誇りと意識が
そこに働く人たちの中で高いものとしてあるんじゃないか、という
ことです。

なので、山を共有する者同士として、安全のためであれば、入れる
かどうか、という問題はあまり存在していないように思います。
(むしろ安全の為ならどうぞ通ってください、という感じ)
このあたりの北陸電力や関西電力にも共通した意識がありそうです。

立入禁止には当然いろんな意味が含まれていますが、北アルプスの
ような難易度の高い場所から、そうでない場所まで有する、いろんな
人が挑戦する山では、立ち入った時の責任分界点、と言う意味が
最も強く込められていると思います。よく自己責任で、と言われて
いますが、何かあればそんなことでは済まない、ということをよく
わかっている山の人達なのです。

仰せのように現地で確かめるのが一番ですよ。ぜひ賭けで行って
きてください^^


岩井谷にはお好きそうなダムが有ります。
そのちょっと先のスゴ谷にも真川の本流と合流の場所にダムが有っ
て、巡視路には隧道まで有ります。きっとお好みです。
でもスゴ谷は暴れ谷でダムの周辺は砂防とコンクリートプラント
で工事盛んです。堰堤に行くには、工事現場に声をかける必要が
あり、少なからず工事の邪魔をすることになるのが難点。
Posted by shimneti at 2015年10月03日 09:37
ザラ峠から降りていく…とか?!?!
Posted by kmdksk at 2015年10月19日 17:33
毎度です。
眞川堰堤にはちょっくら遊びに行きましたが、本流、支流とかなりの数の堰堤があるので・・・・地図を見ただけでは簡単には調べれませんで☆
砂防工事の関係もありますが、特に何もなく通れましたよ。
ただ、眞川發電所の巡視路は大半が崩壊しており、まず渓流取水堰堤等は見れません(汗)
捨て身の体なら別として、導水路の中間地点にある小規模な渓流取水堰堤はどれも現在ルートは一切ありません。なので・・・・此方も調査を打ち切りましたよ〜。
しかも、小口川第二發電所及び第三發電所と同様に、当時はガソリン機関車にて移動するものだったため、歩いていけるものではありません。しかも軌道跡も今ではただの斜面・・・・厳しいものがありました。
ただあの隧道・・・・使ってないですよね?ほかにもチラホラありますが。
北陸電力さんもなにやら共同出資による何か工事をしているようで、あの近辺は安易に近づかない方がいいと思いますよ☆
では。
Posted by もとMineko at 2015年10月19日 21:12
kmdksk様 書き込みありがとうございます。

ザラ峠から転がりこんだら、さすがに許してくれるでしょう
けど、室堂からザラ峠までめっちゃしんどかった思い出しか
ないです。
Posted by shimneti at 2015年10月20日 00:00
Mineko様 毎度です〜。 やっぱ行ってますねぇ。

真川の巡視路はやばいですか。 でも北陸電力は行ってます
よ。たぶん。だって岩井谷の取水とスゴ谷出会の方の取水で
たまたま一緒になったのですが、信じられないことしてまし
たもん。それも単独で。 ちなみに自分も(笑)。 お互い
熊に会うよりびっくり。え?何の趣味?苦笑いしかなかった
ですよ。

隧道からサブ谷と調整池からカラ杉谷は行ってるでしょう。
軌道跡とは知りませんでしたなぁ。ではまたよろしく。
Posted by shimneti at 2015年10月20日 00:01
看板は、平成10年に開館した立山カルデラ砂防博物館の体験学習会に参加された人向けのものだと思われます。バスでその看板がある拠点をめぐるので。
私も4回ほど参加しました、これに参加すれば合法的に立山温泉へ行けますよ。
カルデラ一帯は平成2年に富山県が一部を買い取り県有地となり、当初はエコツーリズム的な利用が考えられておりましたが、現在はあくまで立入禁止、体験学習会としての限定開放みたいです。
しかし最近立山温泉での地熱発電開発の調査が行われており、国立公園の規制も緩和されたことから、地熱発電開発とともに観光開発もできないかという話も出ているそうです。
環境保護、安全性の面からこの地域の一般開放に関しては長年くすぶっている問題です。

以上、すみません、検索をしていたらこのページにたどりつきました、立山カルデラの研究をしている者です。
参考になれば幸いです。
Posted by 通りすがり at 2016年11月25日 18:02
当ブログへ立ち寄り頂き、コメントまで頂き有難うございます。

あの看板は、体験学習会向け!! なるほど。ものすごく納得
しました。
体験学習会が有るのは知っていたけれど、そのように連想は
できないものですね。

以前、もう25年ほど前のことですが、今よりももっと規制が
緩くて、車で不法侵入して立山温泉跡で遊んでいたら、当時の
立山カルデラを研究されているという(確か富山大学の先生と
おっしゃっていたと思います)方に「お前みたいなのが居るか
ら規制せんといかんのだ」と叱られたのを思い出しました。
でも当時考えられていた観光開発の話や、往時の立山温泉の話
など、とても親切に教えてくれたのが懐かしいです。


地熱発電にはとても興味が有りますが、観光開発してほしいとは
思っていません。しかしこれはあくまで私の個人的趣味の問題であ
って、ましてや富山県民でもない私が賛成も反対も無いとは思って
います。人類のせいで立山カルデラが滅亡することのないこと
を願っています。

真川林道は、一応歩いて行くのは合法なのですが、国の管轄の
エリアまで行くと、安全上歩くのも規制されています。
ただその情報が現地で監視をされている方にちゃんと伝達をされて
いない、という事については、山の安全の観点から問題である、
と申し入れしておきました。それ以上のことは部外者が言うべき
ではないという認識でおります。いずれにせよ山で仕事をされて
いる方々は大自然の中で大変な思いをされていることは確かな
ことですよね。

立山カルデラの研究をされている、などと聞くととてもうらや
ましく思いますが、でもそれをお仕事にされているとすると、
さぞ大変なこともお有りのことかと思います。お身体にお気を
つけて。また何かお気づきのことが有りましたらお教え願います。
Posted by shimneti at 2016年11月26日 09:18
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