ここ(津市水道局_引入口2)など、投稿しましたが、
片田ダムの周辺は投稿していませんでした。
なぜなら、津市水道貯水池で管理が厳しいから・・じゃなくて
忘れていただけです。
片田ダムは津市の水道の貯水池にあたります。
従って重要度が高い・・・ので厳重に管理されているのか?
と言われると、そんなこともありません。
なぜなら、取水は川からだし、貯水池も自然の中にあり
ます。全部を囲い込むことなど不可能なのです。
ダムの堰堤の上。一応登ってはいけないことになって
います。
しかしここは合法的に見学を申し出たりして見に行かれた
かたもおられます。
ちなみに私は合法的に登ったことはありません。
かと言って違法行為をしたのか、と言われると
そんなこともありません。
どこにも入ってはいけない、と書いていないところ
を散歩しているうちに勝手に辿り着いただけのこと
なのです。しかし浄水場への取水口の写真などは控え
ておきます。
池のまわりは周遊できますが、このようなのが
落ちていたりして、自分が立ち入ってはいけない
場所に居るのだな、ということに突然気づくことに
なります。従って長居は無用。
ちなみにこの看板が落ちていた場所には
電動弁の操作盤がありました。
山の中にひっそりと、という感じです。
電流計や開度計がありました。遠隔操作されている
ようです。
弁はちょっと離れたところに有って、激薮を苦労した
わりにはあまり見れるものは無し。
続いてはこっち。川の取水からの流入です。
こちらはちょっと下調べが必要です。
こんなところに行くのは釣り師か猟師くらいなもの
でしょう。
案内など無いだろうし、激薮の中かもしれません。
そもそもこんな風な隧道になっているとも思えま
せん。 ぜひ見に行かねば。
下調べ、と言ったって大したことはしません。
せいぜい電子地図を見るくらいのものです。
まずはグーグルさんの地図から。
おっ、有力情報。
隧道の坑口はこのあたりでしょうか。
航空写真でも川筋が見えます。
それにしても激薮っぽいな・・・
ヤフーさんの地図でもおんなじ感じです。
こちらの航空写真はもっとわかりやすいです。
それにしても薮が・・・
さっそく突進。
尾根の上から遥か下に池の水面。
こんなことになったらもう間違いです。
もう一度やりなおし。
水の音がたよりです。斜面の下、今度こそここに違いなし。
水路が見えてきました。
上流側。隧道坑口はこの上でしょうか。
この場所からはわかりません。
下流側を向いています。
いったん池にぶち当たるところくらいまで行って
みることとします。
どのくらい古いのでしょう。リボンオレンジ。何缶も
落ちていました。
随分下流へ来て上流側を見返したところ。
足もとが沼ってきてもうすぐ池のようです。
水路も池の水面高さに埋もれはじめました。
もう池です。
水位によっては自分の立っている位置にも水が来る
のかもしれません。
続いて、上流側へ向かってもどっていきます。
果たしてこの上か・・・
写真ではまったく伝わりませんが、なかなか
身動きしづらい薮っぷりです。
橋っぽいのが見えています。あの上に乗っから
ねば。
なんとか橋のたもとに来ました。
薮が激しすぎて引きの写真が撮れませんが橋のたもとです。
この下を寝そべって薮をくぐり抜けました。
橋の上に立てばもうこっちのもの。
振り返りです。
さて、右を見て下流側。 いや、左を見たらもう坑口が
見えているのですが、あえて「後で、後で」と・・・
そして・・・坑口。
こういうのは苦労して見た方が感動が大きいですな。
ここで大失態。
写真を見て気づいたのですが、現地では扁額に
気づきませんでした。
引きの写真とアップと、かなりの枚数を撮っていた
ので、全部チェックしましたが、扁額が読みとれる
ものが無し。
○○書 とか 上水隧道、っぽいことが
書かれているように見えます。
現地では、「もう無理」って思いましたが、
後で写真を見たら、もうちょっと頑張れたん
じゃないのか、とよく後悔します。
でも現地では無理なんですよね。
リベンジ要ですが、たぶんもう行かないな。