アップしてないだけで実は行ってる、と言うなら
まだ良いけど、写真のストック見ても見事に近場
ばっかり。
今からアップする蓮ダムも、八知山隧道に行った
帰りに立ち寄ったもの。
従って夕方です。12月の夕方だから一気に暗闇
が迫ってきます。
下流側から接近。過去の隧道跡が有ります。

今も何らかの出入りがあるのでしょう。
通常出入用と若干の搬入用の扉が親子のように
なっています。

コウモリ用か、と思うような通気口も開いています。

その先、道を進むと見えてきます。蓮ダム。

重力式コンクリートダムの重厚なスタイルです。
地域を守る役割として、この安心感は重要かも
しれません。
上流の台高の山々は元々雨量の多い場所です。
幾度か遭遇した豪雨に対し、ダムの重要性、洪水
に対応するゲート操作ルールの重要性を、苦い
経験も活かしながら、世に知らしめたダムでも
あります。

奥へ進んでみましょう。

このまま堤体にタッチ出来るかも、と思いましたが・・・

ここでゲートがかかっていました。
道のゲートに、上の青いのは水のゲート。クレスト。

ここが開くのは超非常時。

重力式コンクリートの中には点検歩廊が有るので
しょう。外の階段途中には開口が有ります。


暗闇迫り、今日はあそこにすら到達しない予定。

周りを見回して、これ以上入れる隙は無し。



もう少し下流へ戻ります。
ところでこの建物は?発電所です。

発電所の為の非常用発電施設も有ります。
危険物は軽油。

変圧器の先っちょも見えています。

中電 蓮水力発電所です。
中電? そうか、2014年4月からは中電です。
三重県企業庁から中電へ譲渡された発電所の
ひとつなのです。
2013年には青蓮寺と比奈知が。
2014年にはこの蓮、宮川第一、第二が。
2015年には青田、長、宮川第三、三瀬谷、大和谷が
中電に譲渡されました。
2015年3月には私にとっては衝撃的な事件が起こり
ました。停電・・・。少なからず私の職場でも損害が
出ました。それは事故だったのですが、この譲渡が
多少なりとも関係していると私は勝手に思っています。
今まで三重県企業庁で維持してきたものが、中電に
なると、今までと同じ管理方法と言うわけにはいかなく
なるんじゃないか?と言うところが目下私の興味大な
ところだったわけで、最近の大和谷での変化(一部吊橋
が無くなったり、レールが無くなったのを確認済)
続いて、宮川第三、不動谷はどうなるのか、など、本当
は現地に赴いて調べてみたいこともたくさん有るのです
が、そんな暇が無い状態。いずれここに書いて誰かに
委ねたい、と思っていました。そんな矢先の事故。
また関連を書きたいと思います。


中電の看板がかかっています。

松阪市に修正されています。

水利使用は三重県企業庁から中電に修正されて
います。
看板を更新してしまわないところが、私のような趣味
の者にとって、とてもありがたく親切に思います。
企業の経費の都合だとは思いますが。

道をはさんだ向側の電柱にも中電の表示が有ります。

吊橋が有るので、そこからの堤体鑑賞がきっと
すばらしいことでしょう。

なのでさっそく行ってみます。

橋の名前は「平瀬橋」。

中ほどへ進みます。

予想通りのすばらしい眺めです。ただ・・・暗闇が迫って
います。



橋を渡りきって、右岸側も堤体にタッチはできません
でした。




右岸の様子から、この立派な橋ができたいきさつは
よくわからなかったのが正直なところですが・・・。

右岸からの発電所の眺めです。


右を見ると下流側の様子がうかがえます。

左を見ると上流側の様子がうかがえます。

暗くなってきたので焦って天端まで車で来ました。

以前は無かった溝のようなのが見えます。

天端にはこんな看板も有りました。布引谷と言うと
隣の谷です。でも結局見に行けず。


完成まで時間のかかったダムなので、古い部分と
新しい部分が混在しています。


左岸側リムトンネルです。

右岸側にもトンネルが見えます。

おなじみ、というほどでもないけれど、台高への登山ルート
の一つなので、たまに通る場所でもあります。

布引トンネルです。


ここにも・・・ダムに沈み行く道路 を見ることができ
ます。



もう真っ暗ですが、当然ながら天端からの眺めも
撮影。
見慣れない溝のようなのが出来ていました。





照明も点いて、退散時間が迫っているようです。

右岸側の林道入口。ちょっと進んでみます。

知らぬ間に随分延長されているようです。

林道先からのダム景。手持ちブレまくりも、縮小版なら
気にならず。

蓮ダムのデジカメ写真は殆ど無く、2005年のが出て
きました。この時もついでだったので沈み行く暗闇での
撮影でした。





林道の最果てだったのでしょうか。今では記憶に無し。


噴水にライトアップがされていました。表層爆気循環の
役割をしています。

私が初めて行った2013年3月にはありました。左岸の林道は
工事中でしたが終わってるんですね。布引谷には簡易水道の
取水口があるそうです。そこからの水が蓮ダムの提体内を
通ってるんだそうで。左岸下流のお立ち台、2005年から
あるんですね。仮設っぽいのに長生きしてますねえ。
お立ち台 まるでノーマーク。いま写真で気づきました。
何に使うものですかね?
左岸の林道は、完了かどうかは終点まで行かなかったので、
わかりませんが、延長されてることは確か。
結局いまだにまともに見ていない蓮ダムです。池木屋に
登るのに二回くらい素通りしました。たしかこの2005
年は森湖の時だったと思います。なのに素通り。
もったいないことした・・・ダムに興味の無い連中と行
ったからなぁ。布引谷ももうどんなだったか忘れている
し、あらためてダムの為に訪れたいものです。
ではまた。