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2015年02月25日

旧坂下(さかげ)隧道

旧坂下隧道への東側からのアプローチ。
昔車で少し入ったことが有ります。
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西側からのアプローチ。当然侵入済です。
隧道が有るなんて知りっこなし。夜中だったし。
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東側から行くのが絶対おもろい。直感がそう言っています。
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しばらくは車で進めます。
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車の侵入限界。
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ここからは歩き。
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道なりに何も考えず進む。これが間違いの始まり。
何か道が無くなったような・・・
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気にせず突き進む。
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道は無し。
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急斜面だけど、木が有るからさほど困りません。
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たかをくくっていたから、コンパスも何も持っていません。
体内コンパスが違うよ、違うよ、と言ってますが、今更
引きません。天気が悪かったら遭難パターンですが、
来たルートは押さえているので大丈夫。
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人工物発見。
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矢所と書いています。見事まったく違う方向に進んで
いるようです。
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景色でも見て下山しますか。
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矢所峠着。
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茶地岡山着。
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R42便石山の登山口に降りてきました。
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車のところまでめっちゃあるぞ〜。
タクシー拾おうか、と本気で思った。けど走ってない。
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なんやかんや、昼飯時間も含みですが、11時から13時
まで無駄な山歩きをしました。
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多少面倒臭いな、と思いながらももう一周。
ここにも便石山登山道入口有。
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今度はちゃんと体内コンパスを働かせて、いくつか
ある分岐の、これ、というところを進みます。
やっぱ何も考えんと進むと簡単に遭難できます。

ほんまにここ道やったんか?と思える危険な雰囲気。
東側から行かれるのはやめておいた方がよい、と
本当に思います。
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写真では伝わりませんし、本当に危険な場所は写真
撮る余裕無し。水平歩道より危険かも。
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水平歩道みたいなところもあるし。
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なにせつかまるところが無いのよ。
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苦労して来たほうが感動有り、ですが、もう懲り懲り。
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今から百年以上前、明治に出来た隧道です。
隧道を掘るのが、いまよりももっともっと大変だった
時代、この初代は二代目にバトンタッチするのに
十数年のことだった、というから、この地の林業が
いかにパワーを持っていたか、ということです。
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たかがこれだけの山を越えるだけに・・などと考えては
ならぬのです。木を運び出すのに、どれだけ切望されて
どれだけ便利に利用されたことでしょう。
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しかしすばらしくきれいに残っています。
まったく何も手入れされていないわけでも無さ
そうです。
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扁額には「道隧下坂」。立派なものです。
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ちょっと入って振り返り。よくぞこんな場所に、という
風景。
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今も林業の山々です。
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百年も経つと思えぬ隧道の中。
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煉瓦が抜けている場所があります。
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西側に到着。
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こちらの扁額には「鑿神斧鬼」。
まさに鬼の斧、神の鑿。
当時の掘削方法を物語っているようです。
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こちら側には崖っぷちが少なく、今もアクセスが容易
なようです。(後で車でも来ました。)
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このちょっと先まで車で来れました。
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また戻ります。
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床面には、なんとなく車輪の跡が見えます。
この辺りの木の搬出に使われることも有るのでしょう。
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posted by Shimneti at 01:21| Comment(2) | 隧道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんちは
まさか尾鷲側から行くとは………危なかしいことを
おいちゃんが遊びに行った時は車で林道よりヒューーっと簡単に着きましたよ☆
今はどうか知らないですけどね。
尾鷲は隧道が沢山ありますが、辺鄙なところに多いですよね(汗)
また遊びに行きたいものです。

またいつか☆
Posted by もとmineko at 2015年02月25日 12:27
毎度ありがとうございます。

そうっすね。危なっかしいというよりちょっとあきらめ
かかりましたよ。でも歩かれている感じでしたよ。ザイル
も放ってあったし。西側は現役バリの林道で、ほぼ車横付
なのにね。またよろしく。
Posted by shimneti at 2015年02月26日 01:16
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