二年ぶりですが、何度行っても値打ちの有る
ツアーです。
移動日初日の夜です。
七厘で肉を食って、例のスナック・ラセーヌへ
行ってみました。
まだなんとか建っています。二年経つというのに。
ちなみにこれは二年前です。やっていたのかどうか
謎のままです。でも明かりはついていました。
ツアー開始。
本日我々一組だけで貸し切りとのことで、
とてもゆったりです。
欅平で一般の方々とはおさらば。
(まぁ我々も一般ですが。)
私達の荷物はこの車両に入れているのですが、ここで
切り離され、エレベータで上部軌道の駅まで運ばれて
いきます。
荷物より人の方が先にエレベータに乗ります。
これで標高差200mワープです。
上部軌道に到着です。
エレベータをまたいで反対側の出口に来ました。
そこにも車両が停まっています。この先に連れて行って
もらえるツアーは無いですかね。
展望台まで歩きます。
上部軌道の展望台にて。
歩くと一時間以上かかる奥鐘もすぐそばに
見えています。
歩きだと蜆(しじみ)坂をこの高さまで上がって
くるだけで40分はかかるから当たり前では
あります。
名剣山と奥鐘山の間に見えるはずの白馬は
まったく見えず、天狗の頭の下側がちょっと
見えるにとどまりましたが、天気はなかなかの
ものです。
ここに展示されている写真のうち、お気に入り
をちょっと。
前回失敗したこの奥に見える廃隧道の撮影
はできましたが、こっそり行こうという計画は
失敗に終わりました。トイレに行くふりして
ゆっくりしていたのですが、マークされてしま
いました。
水平歩道から離れて、ちょっと冒険、というような
ことは、この地ではなかなか実施する時間的余裕と
金がありません。
ここに行くことは・・叶わないような気がします。
ここから先は上部軌道です。
高熱隧道を通過する車両。
先ほどの荷物車両がすでに連結されています。
高熱に耐えられるように中に入っているバッテリーです。
この先6.5kmで黒四発電所まで行けると思ったら、
ちょっと歩いて行かせてもらいたいものです。
暑さに耐えるのと、緊張感の中 水平歩道を長距離
歩くのとどちらが大変なのでしょう。
仙人谷ダム。
歩くと阿曽原まで5時間以上。
阿曽原から仙人谷まで、1時間以上かかる距離
ですが、トロッコだと半分の距離だし、あっという間
に到着しました。
歩きでは到着し得ないこの場所にまたやってきました
出退確認表。今日はほとんど作業が無いようです。
私たちは社客案内に属しています。
所内。あちらの端までは行かせてくれません。
今回は4号水車が止まっていたので入る
ことができました。
発電所見学終了。黒部ダムへ向かいます。
インクラインの大斜坑の撮影は臨場感を
出すのが難しいです。
写真にすると普通のトンネルに見えて
しまいます。
斜度34度です。
黒部ダムからの水圧鉄管もインクラインと
平行して斜度47度の斜坑に設置されて
いるそうです。34度でこれだから、47度
は壁に見えることでしょう。
インクラインで荷物も運びます。
搬入経路もスケールが違います。
宇奈月からだと、竪坑のあのエレベータ4.5tに
載るものに制限されますが、それより大きい
ものはこのインクラインじゃないと運べません。
こちらは25tまで載ります。
時刻表です。
関電専用道路の樽沢に有る横坑で途中下車
しました。
隣の作廊谷にも横坑口があります。
裏剣(うらつるぎ)が見えるから、という理由だと
思いますが、もっと他の横坑も全部見せて頂き
たいものです。
知る限り6箇所は有るはずです。
裏剣がきれいに見えました。
裏剣も良いですが、横坑を出た先と、
横坑の入口の姿を外から撮ってみたいもの
です。
ツアーはここ黒部ダムでお別れ。
変わらぬ絶景を見せてくれる黒部ダムです。
天端では工事をしていました。
黒部平からのダム方向です。
赤沢の下にダムのケーブルクレーン跡が見えています。
ケーブルクレーン跡。
あの上を歩いたことが有るのですが、どうだった
のでしょう。当時も立入禁止だったのか、警備が
緩かったのか。歩いたという記憶と銀塩の写真と
が残っています。今はそんなことできそうな雰囲
気ではありません。
次の日の金沢城跡で。
石積みの間に煉瓦が。
戦時中の弾薬庫跡らしいです。