あの碍子の奥には何が・・・
どでかいシャッター。
ちょっとしか開いていないように見えますが、
近くに行くと、十分入れる高さに開いています。
草が鬱蒼としていているから、ここから入るの
が良いようです。
入ってすぐ、
何よりも真っ先に目につくのが、・・・・
床がすんごく傷んでいる、ということよりも先に
天井に開いているでっかい丸い穴です。
で、床は傷んでいます。基礎周辺に木が使われて
います。
しかし、どんな設備が有ったのでしょう。
変電所だから、昔のでっかいガス変圧器でもあった
のかな?
いずれにせよ、天井には有圧扇と、下にはガラリが
たくさん並んでいて、相当量の発熱のある設備が
居たことは確かです。
鉄塔の有る側に窓です。
景色の無い方に窓、というのもいささか不自然。
古い建物にはこの形に行きついた理由と歴史が
あるはずです。
丸い穴の天井の2Fには梯子で上がっていけます。
2Fでは部屋が分かれているようです。
コンセントは、もちろん陶器。
シャッターは手動チェーンで動かすことが可能でした。
さらに隣の部屋に行くと、水槽が有りました。
何用かわかりません。冷却水槽・・・ 防火水槽・・・
貯水量 水槽9700L タンク7500L? と書かれています。
ここから隣の建屋が見えています。
後で行ってみることに。
2Fに行くためには、階段にしなくても良い、という設計
方針です。
階段の上から見下ろしている、の図。
スズメバチと目を合わさないようにして登ります。
そして、顔を出すと、あの丸い穴が見えます。
予想通り、扉が有って2Fは別の部屋に分かれて
います。
梯子を上がってすぐの部屋には、こんな丸い基礎が
有りました。
上の方には窓が有ります。
しかし何も残っておらず、何が有ったのか、今と
なってはよくわかりません。
扉が有るので、引きの写真が撮れませんが、
丸い穴は筒になっているので、恐怖感はあまり
ありません。
屋上梁にはU字にアンカーが居ました。
常時何かを吊っていたのか、メンテ用なのかわかり
ません。
ちょっと下を覗いてみます。
多少の残留物です。
窓からの風景です。隣の建物。
避雷針でもないアンテナの支柱みたいなのを
近くで見てみたい、という衝動も有りましたが・・
この日、一番感心したのは、この有圧扇です。
時折吹く風に、まかせて軽々と回っているのです。
晴れた日も雨の日も、防風の日も、何年こうして
回り続けていたのでしょう。
そのベアリングの優秀さにも感心して、しばらく
見惚れていました。
見とれすぎて、メーカーや型番を見てくるのを忘れ
てしまいました。
場所は変わって、隣の建屋との境目の扉と扉
の間に来ました。
建物の外回りを一周したいところですが、草が
有って行く気がしません。
屋上のあのアンテナみたいなのを見てみたい
という衝動が有ったのですが、怖いからやめま
した。
続くその2でこの建物に入ります。