行き止まりに向かってちょっと行き過ぎたところから
振り返ると・・・
田畑と林の中を疾走していく名鉄の線路が有ります。
そこに何やら構築物があります。
これが未成の小野浦駅です。この地の発展を目論ん
だ計画だったのでしょう。しかしそれが達成されなか
った現在、ここにひっそりとその存在を主張している
ばかりとなっています。
駅へのアプローチを登っていきます。
駅は未成でも、線路は現役です。
ですので車で線路に入っていけないようにして
あります。
線路は現役だから、むやみに入れませんが、
単線なので列車が来ても気づかない、という
ことはありません。
駅は離合を考慮してか、ホームとホームの間は
複線の巾があります。
ここは望遠で眺めるのみとします。
じつはここは2回目なのですが、以前来た時は
変電設備みたいなキュービクルは無かったです。
以前は2005年11月でしたが、もっと草木で荒れて
いた印象があります。
どこに送る為の設備なのか、などはよくわかり
ませんでしたが。
未成の駅は、線路の下をくぐっていけるようになって
います。
しかしこのありさま。ここに駅を作ろうとしたこと
が信じられない風景でもありますが、鉄道の計画
などは、時代の長期展望が必要なので、こんなこと
も起こりうるのだと思います。
線路の下の様子です。
ホームに上がる階段も有って、駅ができていたら
ここから上がることになったことでしょう。
いまは、ここから誰かが上がってきても困る
ので、ふさがれています。
以前来た時は、階段の途中にある仕切りも
ありませんでした。
ちょっと失敬してお邪魔します。
使われない階段は土と苔と落ち葉に覆われつつ
あります。
電車が居ないことを確認してちょっと顔を出して
みます。
居るはずのないホームに人が居たら運転士が
驚いてしまいます。
前回はホームをうろうろしましたが、今回はこれで
失礼しました。
反対側のホームに上がる階段にも仕切りができて
いましたが、その前に草が茂っていて上がる気が
しませんでした。
とは言え、こちらに回ったら入れなくもありません
でしたが。
久々の知多半島訪問でした。
2005年の写真も貼っておきます。
キュービクルは有りません。
深い轍が有りました。
階段の途中に仕切りはありません。
電車が来ていない隙にホームにもお邪魔しました。
この時は反対側のホームにも上りました。
ランクルとは長い付き合いです。
だれもいない駅を列車が駆け抜けていきました。