(ってダムを見に行ってただけですが。)
特に川浦水力発電所の工事が盛んだった時期
にしのびこむのはスリルが有って面白かった
ものです。しかし、工事に気を取られて行けてな
かった場所が有るのです。
銚子の滝。
林道の無かった時代と違い、今では何も難しい
ことの無い場所に有るのですが、結局ルートが
整備されてから、オープンになったことが無く?
(私が知らないだけかもしれませんが)ずーっと
工事中の先に有る、いわば人為的な幻の滝です。
ニコイについで、幻続きで行った次第なのです。
海の溝谷への林道は相変わらず工事中です。
本日ゲートはオープン。
さらに進んで西ヶ洞へワープするトンネルの
前まで来ました。
ここから先は歩きです。
ゲートが厳重で入るのが面倒です。
トンネルの入口はコンクリートで強固になって
います。
工事で活気の有ったトンネルはいまは静かに
なっていますが、それでもまだ利用されている
ようです。
関係者以外は入れません。
関係者は入れます。
トンネルはさておき、林道を歩いていきます。
対岸には山之神神社への道が良い感じに
見えています。
歩き始めてすぐに大つげ谷に着きます。
いまもここで砂防の工事をやっているので
しょうか。本日は静かです。
この先少し行くと坑口があるのですが、本日
はパスです。発電所へ向かうトンネルだった
ので、さすがに厳重ロックだとは思います。
「川浦水力発電所工事の本体工事」
の文字が今も残っています。
川浦ダムへは近く見えて遠い道のりです。
林道をさらに進みます。ここにも発電所への
トンネルが有ったのですが、こんな状態に
なっていました。
二度と使わない、と言いたいんだけど、いざ
と言うときはコンクリートをぶち破ったら坑道
が現る、という感じでしょうか。きっと埋め戻し
はしていないことでしょう。
林道をさらに歩きますが、良い道ではある
けれど、廃な感じもする微妙な雰囲気です。
そして、さらに先にはこれまた廃な雰囲気の
橋が見えてきました。
良い道なのですが、整備はされていない
状況です。よく見るとトンネル坑口が有る
のです。
右は廃な雰囲気の橋へ。
左のトンネルは、きれいですが、廃な雰囲気
でもあります。
外灯があさっての方向を向いています。
落石がうまいこと当たったのでしょうか。
目的地ではないのでほどほどに、ですが、
廃な雰囲気の橋の方へも少し行ってみま
した。
近づきます。
「三光橋」
「銚子谷」
「昭和四十八年三月竣工」
「さんこうばし」
廃ではありませんでした。
仕事で利用する時には、少しだけ整備
すればすぐに使えるようになりそうでした。
橋を渡ったところ。
ここ最近は利用されていないようです。
今通ってきた道を振り返ったところです。
それではトンネルへ。
銚子滝トンネルです。銚子滝へ行く為の
トンネルが眠っている、という感じですね。
すでに立入禁止の場所なのに、さらに立禁に
なっています。
漆黒の闇、のように見えますが、カーブして
いるからです。
ある程度進むと、先が見えてきます。
トンネルを抜けた先には、このあたりのシンボル
とも呼べる形のトイレが見えてきました。
トンネルを出たところです。
出たところには照明やらの箱。点灯していません
でしたが。
さて、このトイレ。入れませんでした。
窓に鼻をひっつけての撮影です。
やはり利用されるに至らなかったので
しょうか。中はきれいなままです。
ここはさらに整備して利用できるようになるのか、
それとも発電所も中止になったということで、この
まま放置されていくのか・・・
どうなっていくのでしょう。
本来であればここまでは車で来て、滝への歩道の始まり
となるはずです。
続く。