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2013年08月14日

堂倉谷取水堰堤

宮川の三発(宮川第三発電所)は、三重の
産業発展に貢献するべく宮川大杉の深い山
に建設されたものです。取水は幻のダムとも
言われる不動谷ダムからと、堂倉谷取水口
からとなっており、今回は堂倉谷取水堰堤を
見に行きました。
三発の脇には大杉谷へのメインルートとも言
える登山口が有るので、三発を知っている
かたは多いと思います。
そしてそのルート上にあらわれる堂倉谷取水
堰堤も見たことの有るかたは多いと思います。
ところが平成16年9月の豪雨災害で登山道
が崩落、吊橋流出、通行止めとなっていた為、
堂倉谷取水堰堤も行きにくい部類に入って
しまいました。
崩落した道や吊橋を強行突破、と言う方法も
有るのですが、そこで何か有ってもだれも相手
にしてくれません。
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林道ルートを採ることにします。
こちら、遭難の心配は無いものの如何せん
距離が長いです。
それに輪を掛けるようにかなり手前から通行
止め。これはさすがに歩いていられません。
突破させて頂きました。
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勝手におなじみの千尋隧道前に車を停めます。
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ここからは延々歩きです。
時間は朝の10時半。いつものように行動が
遅めです。
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道中にたくさん橋が有るのですが、この加茂助橋・・・
更新されていました。
それがどうした?ってことになりますが、後でこれを
作った、と言う方との出会いがあるから。
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山道とはまた違うものの、山奥の林道なのでそんなに
悪くない山歩きです。
それでも長い・・・
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約1時間半程歩いたところで隧道が現れます。
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嘉茂助隧道です。
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西側には扁額無し。
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林道の途中林鉄関連でいろいろと有りますが
枚数が多いのでパスします。
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千尋峠から2時間のところに、桃の木縦道の
入口が有ります。
整備されています。そうなのです。不動谷ダム
に行った時には休業中だった桃の木小屋は
このルートで再開しているのです。
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2km!ちょっときつめの斜面が待っています。
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ついついちょっと立ち寄ろうなんて考えてしまい
ましたが、思い直してそのまま進みます。
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日出ヶ岳まで4時間半。従いまして、私の
歩いているような中途半端な時間に山歩き
の人と出会うことが有りません。
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目指す堂倉谷取水堰堤は粟谷から堂倉坂を
下りて行ったところに有ります。あと7kmの
ようです。
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沖見峠への分岐の場所です。
歩き始めて約2時間半です。
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工事名称も参考に・・・
ちょっと惹かれるものが有ります。
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約3時間20分歩いたところで、やっと堂倉の
営林小屋に到着。
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ここはもう使っていない、とのことでしたが、車
が停まっていたので、休憩くらいには利用され
ているのでしょう。
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さて、しかし、目的地まではまだひとしきり有り
ます。
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ここからしばらく進んだところに穴が・・・
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坑道跡のようです。
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扉が開いてしまっています。
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物置に使っていたような・・・
奥に続いているような・・・
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何の前触れもなく突然有る感じです。
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約3時間半。
営林小屋が小さくなっていきます。
写真にはおさまりきらない素晴らしい景色
です。
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ただいま14:15。

工事の監督をされている方がおられて、
千尋から歩いて堂倉谷を下りてまた今日中に
戻る旨を話したら「え?今日は泊まらんのか?
今からだと、暗くなってしまうぞ。」と大変心配
そうにされて「16:30までやったらまだ居るから
もしもの時は。」と言ってくださりました。

にぶい私は「わかりましたぁ。ありがとうござい
ます。」程度でお別れして先へ進みました。

夜歩くことは覚悟の上ではありましたが、19時
ごろに車に戻れればいいや、と考えていました。
完全に計算間違ってるんですけどね。
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千尋から4時間。14時半に堂倉坂の上まで
来ました。
この周辺の記載情報を貼っておきます。
アップが遅いためにいささか古い情報では
ありますが・・・
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堂倉滝までは通行出来るようです。ちょっと
心配。堂倉滝より先通行止? 取水堰堤は
5分ばかり滝の先に有るんですけど・・・
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ではいざ堂倉坂へ。帰りには心臓破りの坂を
登らねばならないのですが。
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急坂を快調に(でもゆっくりペースですが)下りて
いきます。
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急坂です。
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要所には階段が有ります。
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鎖も有り、
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ロープも有りますので安心して下りれます。
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堂倉坂の入口から約50分。随分くたばって
ますのでローペースですが到着しました。
堂倉谷取水堰堤が見えています。
千尋峠から5時間。15時半です。
途中随分遊んでいますので、普通ならもう
少し早く着けると思います。
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まず目に付くのが吊橋「堂倉滝橋」
その左には取水堰堤が見えます。
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その右には堂倉滝です。
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橋の袂には何か有ります。石積。
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この滝を登って遡行するかたもたまに
見かけます。
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橋の上・・・は通らせてくれます。その先で
通行止。
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橋の上からは堂倉谷取水堰堤の上流、
取水口側が見えます。
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橋は渡ったところで通行止。
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以外や以外。結構厳重でした。
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良いルートなので、早く復旧を、と何も貢献
していませんが勝手に願っています。
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取水口のあたりが見えています。
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資料によると、堂倉谷取水口から
巾1.6m  高1.75m  長2823mの無圧
隧道で不動谷へ行っています。
不動谷までに一つ開渠が有るはずです。
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吊橋が見えてきました。「堂倉吊橋」です。
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その脇には細い(でも200Aくらいは有る?)鉄管
が見えていました。
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ここでも立入禁止がかかっていました。
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問題の区間はもう少し先ですので、ここも少々
おじゃましました。
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吊橋からは堰堤の下流側が見えて来ました。
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橋を渡ったところです。
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さらに下には与八郎谷取水口が有るのですが、
本日は行っていません。
大杉谷ルートが開通すれば再訪したいと思って
います。
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ちょっと川へ降りてみました。
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堂倉坂を登ったところで17時15分でした。
すっかり真っ暗です。ここから4時間。
宮川大杉の山奥を夜の21時過ぎまで歩い
ているのもどうかと思うな・・などと考えていた
ら、車が見えました。先程の工事の・・・
16:30を過ぎても戻って来ない自分を心配
して、待ってくれていたのでした。
自分はなんて迷惑をかけているんだ、と思い
大反省。
ありがたく乗せて頂きました。
しかも道中の工事現場のトラックのドアに
鍵をつけておくからトラックに泊まっていって
いいよ、と言うようなことを書いてくれてあり
ました。 なんと親切な。車ですぐに通り過ぎ
てしまいましたが、折角なのでちゃんと読ん
でおきたかったです。
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千尋峠のゲートで18時25分。
車で1時間10分もかかる夜道を歩くと思ったら
ちょっと無謀だったな、と思いました。
1時間あまりの車での道中、いろんなお話を
うかがうことができました。
大自然の山奥での土木の仕事にとてもやりがい
を感じている、と仰っていました。歳は五十いくつ
と言っていたと思います。自分より少し上。
いろいろ大変なことも有るかと思いますが、羨ま
しくもありました。
メンテで無圧隧道の水を抜いて、湿度の高い
真っ暗な隧道内を歩いて不動谷に行ったことが
あるそうですが、あんな心細いことは無い、と
言っていました。
82.jpg

間違ってるかもしれませんが、三発の水の
関係はこんな感じでしょうか。
ちょっと見に行くには大変な距離です。
83.gif
posted by Shimneti at 15:16| Comment(6) | ダム・発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは

いつものことですが、圧巻でした!
マネして行ってみたいとも思うのですが、体力的、気力的、経験的にムリですね。
もっと堰堤巡りをして経験を稼がないといけません(^_^;)

与八郎谷取水口も楽しみに待っています。
Posted by ねこ堰堤 at 2013年08月15日 19:19
ねこ堰堤さま。いつもすみません。

それより、なにをおっしゃるうさぎさん じゃなくて
ねこ堰堤さん、ですよ。

長野に行きたいとこを増やしに増やされてしまって、
こちらこそです〜。

浅間園展望台が解体!知らなかった・・・その前に
閉園していたことも知らなかったけど・・・

三重はそちらからだとちょっと距離がありますね。
与八郎谷はいつかはまた行くと思いますが、小不動谷
の方がおそらく行かないような気がしています。

またよろしくお願いします。
Posted by shimneti at 2013年08月15日 22:36
シマさんなら、きっとこのネタやってくれると思っていました。 やはりかなり過酷な条件のようですね。

ぼくのスキルじゃ、とても真似できません。

工事作業員の方は、とても親切な方ですね。   危険を知っているからこそなんて思いました。。

でわ、残りの取水口も楽しみにしてますね。
Posted by キリ☆ at 2013年08月16日 13:36
キリ☆様 毎度ありがとうございます。

お久しぶりです。このネタで来て頂けてうれしいです。

工事のかた、なんでそんなに親切なのか心配になるくら
い親切で、失礼ながらなんで?って何回も問いただして
しまいましたよ。山を愛してるって感じと、仕事に誇り
を持ってる、と感じました。いいな。


>スキル云々   のくだりは要らないっすよ。

大半が林道ですのでキリ☆さまなら超楽勝ですよ。
それより、小不動谷は行ったことが無いので是非よろ
しくお願いしたいと思ってたところです。

最近はあまり行けてなくてちょっと前のネタをゆっく
りアップで乗り切ってるところです。キリ☆さまも
お忙しそうですけどアップ楽しみにしてますのでよろ
しくお願いします。
 
 
Posted by shimneti at 2013年08月17日 20:13
ひとこと言って下さってれば50mくらい後ろをついていったのにぃ〜
ハイ、なかなか1人で行く勇気が出ないのあります
Posted by mt.tell at 2013年08月23日 10:30
mt.tellさま。毎度です。

いやいや、つわものmt.tellさんにひとこと言った日に
は50mどころか500m以上は前へ行かれそうだから
言いませんよ〜。

大杉界隈は、、だけは、 いや、 ここぐらいは、先に
行かせて頂きたく、だまってた次第です〜。
Posted by shimneti at 2013年08月24日 00:06
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