単に山を歩いてきただけでは、この場所にたどり着け
ません。そう思うとなんだか愛おしく、もっとゆっくりと
時間をかけて堪能したい気持ちになります。
しかしそんなことは言っていられません。皆に置いて
行かれてしまいます。
ちんたらしている特権として、誰も居ない図が
撮れます。
ガラス張りの向こうには、中央監視と呼ぶのか、
制御盤が並んでいます。
東芝製のようです。
普通のビルの中のようですが、外は信じら
れないほどの厳しい大自然の中なのです。
廊下を歩いていると横にあるこのラック。
巾も高さも有ります。制御用ケーブルが
通っている、と説明書きが有ります。
こんな感じです。
どかんと居座る圧油タンクの横を通り抜け
ます。
4号水車の上の部分(のはず)に来ました。
立軸6ノズルペルトンです。
本当はこんな雰囲気じゃなくて、見学に来て
いる人が、お行儀良く列を作って順番に入っ
ては出て、をやっていたのですが、撮影の
ため、最後まで待ってました。
ここはよく見る場所です。発電機の軸の
てっぺんですよね。
天井にはイカリのようなホイストが居ます。
メンテの時に使うのでしょう。
左が30t 右が135tと書かれています。
あっちのホイストには真ん中に
135/30t
昭和34年 石川島
と書かれています。
下を覗くと、ペルトンの羽根が有ります。
展示ですよね。
下におりて、近づいてみるとものすごくでかい
です。これはタッチできます。
いろんな著名な方が訪れているようですが、
紅白でのこの方のエピソードが、やはり一番
多かった・・・さすが。
仮眠をされたとか、そのソファーで食事を
したりで、ひとしきり盛り上がりました。
アップのピッチが悪いですが、この後まだ
ダムへ向かいますので、続きがもう少し
有ります。
イベント参加は実はあまり好きではないのですが、ここ
だけは違いますよね。トロッコやインクライン、トロリ
ーバスを駆使しても、相当距離が有って、十分な山奥を
感じることができるのが良いです。
それに、欅平から黒部ダムまで歩いたとしても、十分
登山と言ってしまえる迫力が有ります。でも実は一つ
もピークは踏まないと言う・・・
魅力的な場所なので、ひろしさまもぜひ行って頂きた
いと思います。その折にはアップしてください。