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2013年05月07日

関電黒四ツアー 宇奈月〜仙人谷ダム

2000年以降、もう5、6回申し込んでいるのに
当選したことがない関電黒四発電所見学。
こうなったら職権乱用。会社の施設の方々に
混じって、行けることとなりました。しかも転勤
でいまや職務上は関電管轄には居ないと言う
のに・・・。  感謝感激雨霰。
これに行けるなら飯も睡眠もいらん、という
勢いで臨みました。
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滋賀メンバーはゆっくり飲みながら電車で
宇奈月へ移動している中、自分は三重から
夜中じゅう下道をひた走って、朝8:30 扇沢
に到着しました。

関電黒四見学は、宇奈月発→扇沢コースと
扇沢発→宇奈月着のコースが有りますが、
自分たちは前者の方です。

従って扇沢と言うと、関電黒四見学の終着場所
なのです。
そう、単に扇沢に車をデポしにきただけなの
です。

大半の観光客はトロリーに乗るための切符を
買っています。

でも自分は・・・
いまからJR信濃大町までバスで下りていく
のです。

で、・・・切符売り場開いてませんよ。

こんな朝に逆方向へ行く人は少ないようです。
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でも一応バスは有るようです。
信濃大町へバスを回送しないといけない
から当然ですね。

もちろん貸し切りで信濃大町着。
そして近江鉄道より本数の少ない電車に乗ります。
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でも駅はでかい。

特急あずさには乗らず、10:08発の普通に
乗りました。

南小谷で少し待って乗換。
11:49発。
これで糸魚川まで行きます。
12:44糸魚川着。

続いて12:56発の北陸本線に乗換。

13:51滑川着。北陸本線とお別れ。
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滑川では少し歩く必要が有りますが、富山
地鉄に乗換。

いい感じの電車がやってきました。
13:57発。

14:49には宇奈月温泉に到着しました。
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あまった時間を少しばかり散歩。
旧山彦橋の上から新山彦橋を見たところ。
よく見る写真です。
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でも、もっとこっちに興味が有ります。
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現役なので入っては行けません。
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振り向くと、猿が座っていました。
こういうのを見ると猿になれたら良いのに
と思います。
(どこでも入って行けそうだから。)
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ちなみにトロッコからだともう少しマシに
見れます。
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朝の8時に黒部川電気記念館に集合。
まずは、諸事項の説明と電気記念館の見学。
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8時半過ぎにはトロッコで出発しました。
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10時前に欅平着。連結がはずされます。
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一般観光客は入れない、さらに奥へ入り
ます。
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別の電機に引いて貰って奥の欅平下部駅
へ向かいます。
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すぐに欅平下部に到着。
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ここからは、竪坑エレベータで200m上の欅平
上部駅へワープします。
この竪坑エレベータは着工昭和12年3月、
竣工は昭和14年5月です。
黒部川第三発電所の取水口の仙人谷ダム建設
の為の輸送ルートとしてつくられたものです。
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竪坑エレベータには人員用(6名0.45t)と人荷用
(36名4.5t)が有ります。
人数が多いので大きい方の4.5tに乗り込みました。
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これで標高599m地点から標高800m地点までの
200mを上がります。約2分弱かかります。
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欅平上部に到着です。
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ここで外の様子が見れるとのことで、エレベータの
反対側へ向かいます。エレベータの横をくぐれる
ようになっています。
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エレベータの反対側にも扉が付いていてどちら
も開くようです。
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こちらにも軌道が延びていました。どこまで
続いているのでしょう。
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この脇から外の様子がうかがえます。
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再び、元来たエレベータの反対側へ戻ります。
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この先、あの高熱隧道を通って仙人谷に向かう
のです。
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高熱隧道は建設当時、岩盤温度が160度にも
なった難工事区間で、現在でも40度近くある
のです。そういうこともあってバッテリー駆動車
となっています。
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客車も耐熱となっていて、窓には温度差での
曇りを取れるよう、手動ワイパーが付いて
います。
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緊急用電話や、ライトが気になっての撮影です。
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欅平上部駅から15分経たないうちに高熱
部分に到着しました。窓がくもっています。
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カメラもくもってうまく撮影できません。
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20分もたたずに仙人谷ダムへ到着しました。
山歩きで、たった一人で立つこの場所とは
違って、電車で来た、という別の満足感が
あります。
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仙人谷ダムです。
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山歩きの方が見えます。あちらは電車ではない
また別の感動を味わっておられることでしょう。
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その前年見えた謎の人影は今日は見えません。
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仙人谷ダムまで、欅平から苦労無く来れたかわりに、
滞在時間も短く、一瞬の逢瀬の後、黒四発電所へ
向かいます。
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黒四発電所に到着です。
黒四見学までも十分に楽しめる関電ツアー
です。
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posted by Shimneti at 01:24| Comment(6) | ダム・発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりのダムネタだと思ったら、またすごいネタで、ビックリしました。


以前、仙人谷ダムへまた行ってきたようなコメントされていましたが、こういう事だったんですね。


かなり貴重な体験されたんですね。  見ていて、羨ましいですよ。 


高熱部分でのワイパーが手動ってのも、バッテリーへの負担をかけない為なんですかね。  そういうポイントも見ていて、参考になります。
Posted by キリ☆ at 2013年05月08日 21:29
こんばんは♪
久し振りの書き込みです(^o^;

山彦橋の上流の穴ですが某日に接近を試みましたが、関電の方が巡回中?で断念しました(^o^;

黒四見学会・・・。
既に何度の落選を経験したか、忘れてしまいました(ToT)
Posted by 険酷隧 at 2013年05月09日 20:43
キリ☆さま、毎度ありがとうございます。お久しぶりです。

そうなんですよ。行くにあたっては、ちょっと裏技っぽい
ことしてしまいましたが、とにかく行ったもん勝ちでね。

言われてみればダムネタ久しぶりなんですね。そんなつもり
でもなかったのですが、昨年の転勤から、ダムどころか、
ほんとにどこも行けてないのでフラストレーションたまり
まくりですよ。

でもちんたらアップしてるから、まったく困ってる感じでも
ないです。

ワイパーが手動って、そういう意味かもしれませんね。現地
に「高熱なのでバッテリー車」って書いてましたが、なんで
だったっけ、ってなってますよ。
Posted by shimneti at 2013年05月09日 23:15
険酷隧さま、毎度ありがとうございます。

ま、マジですか? 接近を試みた!!

いやいや、あれ入ったらあかんでしょう?

入っても写真アップしたら、これまた怒られそうですから
ねぇ。 でも興味津々ではありますよ。
Posted by shimneti at 2013年05月09日 23:15
いつも楽しませていただいてます。

関電ツアー、私も会社の電気屋に頼んで無理やりエントリーした事を思い出しました。
宇奈月からの行程も同じだし、後半の写真を拝見して、撮ってるモノも一緒だなあ・・

と言うわけで、久し振りにコメントしました。
Posted by 甲賀忍者 at 2013年05月11日 10:08
甲賀忍者さま いつもありがとうございます。

関電ツアーに行かれたのですね。撮影、という意味
では、なかなかゆっくりできなくて、もう一度行き
たいです。なるべく写真に人を入れずに、とか思っ
てたら、みんなどんどん次の場所に行ってしまっ
て、あわてるパターンでした。
撮ってるもの同じですか。見てみたいです。

発電所に入ってからの分もまたアップしたいと思っ
ていますので、今後ともよろしくお願いします。
 
 
Posted by shimneti at 2013年05月12日 17:19
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