この場所。いつもは車で通り過ぎてしまい
ます。しかし今日は歩き。
夕方立ち寄ってみました。今日は朝から雪の
御在所に上がっていたところです。鈴鹿スカイ
ラインを歩いて下ってきました。
あの檻の中に居るに違い有りません。
同敷地内に食事どころが有ります。
カニ料理とか札幌ラーメンなど書かれていて、
熊も居るわけですから北海道出身の方が
経営されているのかもしれません。
「熊牧場」と書かれていた看板は「熊カニ」に
変わっていました。
ここが入口。詰所で年輩のおじさんがテレビを
見ていました。
ちらっとこちらを見ただけで、行っていいよ、と
いう仕草をされましたので、そのまま入ります。
入ってすぐ右側にかしこそうなワン公が居ます。
吼えたりはしゃいだりしません。実に落ち着い
たものです。近所の犬とはえらい違い。
ヒグマの説明とアイヌ犬の説明が有ります。
入って左側の檻にはアイヌ犬が居ました。
先程道路を歩いていたときにこちらを見て
くれていた犬です。
こちらも実に落ち着いてかしこそうです。
ちょっとはずかしそう。
ちょっと遊んでくれよ。
この棒、ちょっと外してくれへんかいな。
なんだ、もう行っちゃうのか。
また来いよ。
熊の檻の方に向かいます。
看板はもう塗りつぶされています。
「特定動物」の標識がありました。
一頭しかいない熊は、この下に居ました。
堀下がった檻のひとつです。
一頭しか居ないから退屈です。
寝てるしかないです。
アイヌとヒグマとの深い関係。それを伝える為に
かつて、はるばる北海道からやって来たのだと
思います。今はもうその役目も終え、仲間も
だんだん居なくなってしまいました。最後の一頭
となっても熊は生き物です。今更野生にも返れず。
大切に余生を共にされているのだと感じました。
湯の山温泉駅向かって歩き始めました。
アイヌ犬が寂しそうに見送ってくれています。
元気でな。