出会えてすっかり気分が良くなって、夜の安房峠
を越えたり、夜の釜トンネルの前を不審者の
ごとくうろついたりして、明日の上高地は大正池
行きに思いを馳せているのでした。
そしてあわよくばセバ谷も行こうと企んで
いました。しかし通行止めな雰囲気。
今日は梓川のほとりに野宿です。
その梓川には、いつも素通りして、いまだに
ちゃんと立ち止まって撮影したことの無い
アーチ三兄弟が居ます。
野宿の為にふらふら歩いていると、三兄弟
の最も下に居る稲核ダムに着きました。
ダム右岸、上流側から歩いてきています。
管理棟の横。
天端には入れないようです。
アーチが僅かな光に妖しく浮かんでいます。
下を見ると、旧道でしょうか。なにやら廃な
雰囲気の橋が有ります。宿泊場所決定です。
しかし旧橋の上はじゅくじゅくどろどろ。
ワカメのようなのがいっぱいで、ここで宿泊
はちょっと・・・
そんなわけで新橋の袂で一夜を明かしました。
新橋(稲核橋)と言っても昭和40年製です。
すがすがしい早朝の稲核ダムです。
廃橋と思っていた橋も別に通行止めではなく
ダム管理には使用されているようなので、現役
です。
フェンスが有ると近づいていく習性。
何が書いてあるかチェックします。
発電所が有るようです。稲核発電所。
そして、右岸側の巡視路。
この巡視路、気になることがありまして、
そもそもここにどうやって来るの?
ここじゃないよね。
ということは・・・
これなの?
これって巡視路への出口なの?
こんな低い位置に有って、肝心の放流時には
行けなかったりしないですかね?
気になりますね。
ところで、この場所なかなか良いですね。
クレスト放流している時など、かなりの迫力
だと思います。
漏水がちょっとあります。
ここで振り向くと新旧の橋が臨めます。
旧橋へもどる道中、 何でしょう。
立入禁止となっているので、向こう側へ
まわれません。
さらにこの枠。 いざというとき養生でも
するのでしょうか。
旧橋の上から。
すばらしい眺めなのですが、写真だと半減以下
ですね。
バルブも真近に見られて大迫力。
放水してたらすごいでしょうね。
ホロージェット?ハウエルバンガー?肝心の
可動部がどっちかちょっとわかりません。
旧橋を渡ってきました。
さりげなく居るこいつ。 何でしょう。
よく見ても・・カメラ? ライト? セキュリティ?
謎ですなぁ。
一晩中見守られていたのでしょうか。怪しい奴
ですね。
橋の名前はわかりません。旧稲核橋ということで。
橋からダム右岸たもとへは、あまり利用されて
いないのか、ジャングル状態です。
旧橋右岸から左岸側を見たところです。
帰りは、あまりよろしくないのでしょうけれど、
斜面に巡視路がついていましたので、それを
利用させていただきました。
斜面からダムを見たところです。
やっと斜面が緩くなりました。
左岸道路に上がってきました。
振り返り。
ここでもまた違った新旧の橋が見られます。
先程まで居た場所です。
天端付近。
天端は立入禁止です。
さらに道は続いていますが工事中のようで、
車では入ってこれません。
ダム湖の様子です。
ダム上流側です。
昨晩歩いてきた管理棟も見えます。
紅葉に隠れるアーチも良いものです。
現国道の稲核橋からのダムです。
この橋が有るからさらに良い感じなのでした。