上の展望台から売店経由でトロリーの駅へ降ります。
トロリーバスが停まっています。
そして、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ・・・
では有りません。
一応登山者にのみ許されているルートを通って
いるのです。
軽装で迷い込んでいたら間違いなくつかまる?
ということはなくても駅員から問われるかもしれ
ません。ちゃんと声をかけておきましょう。
なぜなら、通常登山者はだいたい早朝の、バスも
駅員も居ない時間か、夕刻にしかここを通らない
からです。
地中とは思えない複雑さです。
外へ出てきました。
たくさん写真を撮りましたが割愛です。
なぜなら、ツアーの御一行様がおられたからです。
散々待たされているというのに挙句の果てには、
インストラクターみたいなのが私に立ち入り禁止の
注意までしにくる始末で、まったく不届き千万。
しかし自然は皆のものですから文句は言っては
いけませんね。
さて、このトンネルから出るとT字になっていて、
通常登山者は下りの旧日電歩道の方へ行きます。
しかし、ここはまず上りの方へ行ってみます。
行き止まりです、と書かれています。その行き止まりが
見たいじゃないですか。
坂を登って行きます。
たむろっていた御一行様が居ない隙に撮影。
ちょっと登るともうトンネルが口を開けています。
楽しいですね。
この先は駅の方です。
車が入って行きましたよ。何か作業をしています。
そして、その右はあのコンクリートバケットのところに
行くはず。後で行きます。
いまのトンネルを背に振り返ったところ。
左下から出てきて、登ってきたわけです。
これが出てきた場所。先程の行き止まりの看板
の背中が見えています。
さらに上り側へ行ってみます。
その先にもトンネルが口を開けています。
楽しいですね。
トンネル前は広くなっています。
そのトンネルを正面にとらえました。
入って行く勇気は有りません。先ほどから何台か
工事車両らしき車が入って行きました。
こんなにいつ来ても現役感の有るダムは珍しい
ですよね。
「鏡岩坑口」と呼ぶようです。
入坑時間は毎時46分から50分の間、となって
います。
大町からの工事車両などはここを通るのでしょう。
トンネル前の広場。鉄塔が居ます。
ヘリポートになっているようです。
関電・御前沢線No.1鉄塔です。
ケーブルの先は黒部の谷へと吸い込まれていきます。
この谷、まだまだいろんな知られていないものが有り
そうですね。
トンネルの前から来た方向を振り返ったところです。
右のトンネルの方から来ました。
左の上がっている方の坂を登ると展望台に行きます。
その途中にも穴が見えていて興味深いですね。
これはトンネル跡です。よく見るとコンクリートに
アーチの跡がありますよ。
展望台の方へは行かず、下のコンクリートバケット
の方に行ってみます。
ここも道中には穴が有って、そそられますね。
あんな高いところにも。何でしょう。
すぐにバケットが見えてきました。
それでは、やっと旧日電歩道側へ向かいます。
しばらくは林道を快調に降りていきます。
しかし、もう脇道が気になって仕方ありません。
結局道を外れてしまいました。
あまり使われていなさそうな林道。
しばらく進むと、
あの、下の新しい展望台に出てきました。以前通った道
だったようです。
本流の林道に戻ってしばらく歩くと、林道は続く
のですが、綱が張ってあって立入禁止になって
います。
旧日電歩道方面はこのような山道を通るように
なっています。
私の記憶では以前はもっと林道を進んで行ったような。
定かでは有りません。
ひとしきり降りると、小屋が出てきます。
写らないように苦労しているのですが、例の
ハイキング御一行様が通り過ぎるのを待つのに
くたびれます。でも待つ間、小屋に保線で回られ
ているという2名の方が来られてお話をうかがっ
たりできたのでいいことも有りました。
あの橋を渡ると、その先しばらく進むと旧日電歩道です。
緩い立入禁止がところどころに有ります。
導流のコンクリートです。
黒部は現在観光放流中ですが、この水量です。
本気で越流してきたら、えらいことになるはずです。
さて、場所は変わって天端のダム中心と書かれている
ところです。
下流を見ると、先ほど降りて行ったあの場所は
あんな遠く。
望遠で。
さて、ダム天端を左岸までやってきました。
先ほどはあの場所まで行っていたわけです。
ここは放流していなければ近づけますが、今は無理
です。その前に特権が必要ですね。
天端左岸まで来ました。立山方面へはこちらです。
右へだれも行ってしまわないのが不思議。
これは警察のようです。
横坑でも有った場所なのでしょうか。
他にもまだまだ気になる穴が有ります。
左岸上流側へはこちらを歩いて進みます。
途中また気になる穴。
いつものように隙間撮りです。
左岸上流側へ出てきました。この先ガルベの乗り場も
有ります。
左岸にもこんな橋脚のようなのが有ります。
歩道隧道とともに撮影。
ダム湖とともに撮影。
あちら、右岸の橋脚から撮影はできず残念でした。
カンパ谷橋を越えて上の廊下方面。
ロッジくろよん。ところどころに案内やら看板が
有って宣伝に熱心です。
橋の吊元には軽油が置いてあります。屋外危険物置場。
というわけで、
時間の関係上、十分とは言えませんが久しぶりの
黒部を楽しんで帰路につきました。
バスを待つ間、トンネル内に掲示されている写真を
カメラにおさめます。
全部紹介できませんが、気に入ったのを。
昭和38年5月
完成間近の黒部ダム(下流から見る)
昭和35年10月
黒部川の水をせき止める
昭和三十五年十月一日
祝黒部大アーチダム湛水式
と書かれてますね。
昭和35年9月
水をたたえ始める前の黒部ダム
(上流から見る。今は黒部湖の底)
扇沢で。
バスから降りたら、みんなすぐにどこかへ行って
しまいます。貧乏性だからいつまでも残ってる自分。
トロリーバスを撮影して帰ります。