初詣に来ました。
今日は軽四ビストロ号の出動です。
さすが、参道は人で一杯。
この先撮影禁止です。
無事お参りしました。
でも本当は伊勢に来るならもう一箇所行きたい
場所が有ったのです。
それはかつては伊勢神宮とセットでお参りを
された金剛證寺です。
朝熊山山頂に有って、伊勢神宮の鬼門を護る
といわれています。
人混み大嫌い、高速大嫌いのフラストレーションを
どうしてくれるんだ、と、2月20日(日)下道でリベンジ
にやって来ました。
まずは神都線と朝熊登山鉄道平坦線との接続駅の
有った楠部を通ります。
平坦線で最も目立っている変電所跡にも立ち寄り
ます。
今はここにお住まいの方の蔵になっているようです。
外からなので勝手に撮らせて頂きました。
次にはケーブルとの接続場所、平岩へ向かいます。
右に行くと朝熊山への登山道入口が有るのですが
先に左へ行きます。
ですが、この先 平岩駅跡は民家の庭になって
いました。
お住まいの方がご丁寧に車のUターンを誘導して
下さりまして、恐縮してついにはカメラを向けること
が出来ずに戻ってきました。
こんなのだけ撮影。
ケーブル川雨量観測所ですって。
ここが登山口。
なんだか車で登れそうな道。
二十二町と書かれた町石の横のお地蔵さん
を拝んで出発です。
ん〜、まだ、なんとか車で行けるか・・・
三町近辺。
四町。さすがにここからは車ではきつい。
など、無駄な事を考えながら登っていきます。
五町です。
江戸時代に建てられたと言うこの町石。
約109m毎に有ります。
朝熊岳道、22町、約2.4kmです。
いつの間にかこの町石を撮るのに躍起と
なっていました。いかんいかん、私はこの
登山道途中から朝熊登山鉄道の鋼索線跡
に行かなくてはなりません。
結局は帰り、登山道を降りてきましたので
コンプリートしたのですが・・・
登山道から外れた位置に有るのも有って、
結構楽しかったです。
やがて登山道に橋が登場します。
この橋の下が朝熊登山鉄道ケーブル跡
です。
橋から下の方、先ほどの平岩駅方面を見ます。
次に、橋から上の方。
もうトンネルが見えています!
橋の脇にはケーブルカー跡を紹介する看板が
ありました。
往時の写真です。
大正14年から第二次大戦で不要不急路線と
して鉄の供出で消滅したケーブルカー。
その跡が現在も残っていると言うことに感動
しながら、ここへ降り立つこととしました。
線路長1078m
高低差418m
最急勾配625パーミル
チョコレート色の車両が登っていったのだ
そうです。
この急勾配625パーミル、後で思い知らされ
ることになります。
鉄の供出に遭いながらも鉄の支柱のよう
なのが所々に残っています。
ところでこの橋もなかなかのものです。
アーチの鉄骨はレール製ですよ。
ではここから登りです。
これはかなりの覚悟が要りそうな雰囲気。
坑口は見えてるんですがね。
ちょっと広くなっています。
トンネルのすぐ前が行き違いの場所になって
いたはずです。
現役の電柱も居ます。
間もなく第1トンネル到着です。
扁額も有ります。
中は左端に階段が付いています。
まだ歩けない程の斜面ではありません。
ケーブルのプーリーが入っていた穴でしょうか。
待避も有ります。
階段には、適当な滑り止めが打ってあります。
トンネルを出てきて山上側を見ます。
まだまだ先は長そうです。
横から撮影してみました。
傾斜がきついです。
第1トンネルの振り返り、山上側坑口です。
向かう山頂方向は更に厳しい様相。
荒れ果てていましたか。
季節を間違ったら鬱蒼としていそうです。
仰せのように山頂に近づくにつれて斜度がきつくなり
ますが、直登なので山頂まではすごく近く感じます。
お近くにお住まいとのことで、過去もよくご存知かも
しれません。よければまたお教え下さい。
山頂付近にも遺構がいろいろ残っていて、また訪れたい
と思っております。
なるほどなるほど。歴史の有る道だし。なかなか御興味が広範囲
ですね。
私の場合ケーブル跡が興味のメインになっちゃいましたね。でも
登山道も良かったです。