千尋隧道から奥へは、歩きとなりました。
昔は車で入ってきていたのですが、今はゲートが
ちゃんとしてあります。
晩飯、朝飯抜きで歩き始めます。
ちょっと雨がぱらつきました。
水をはじくほど真新しい木製看板。
森鹿橋
水越峠方面への分岐です。右が水越峠方面。
ゲートも有り、閉まっていますが、以前は無かった
ように思います。
左は粟谷〜大台辻の方面です。
今日は右の大杉谷索道跡を目指します。
林道沿いに有るので、ここを歩いていくだけの
ことです。
途中、千尋谷へ降りる旧道らしき道をみつけ
ました。
その前には何かの建物跡が有ります。
タイヤ跡が少なく、ここ数日は車が入って
いないようです。
大きく補修している箇所もあります。
しばらく進むと、見えてきました。
大杉谷索道跡。
かなりのごつさです。
以前、ここで弁当を食べたりしましたが、今日は
何も持っていなくてひもじい感じ。
ではしばらくデジタル化に勤しみます。
かなり大規模な索道だったのでしょう。
発着場の基礎でしょうか。
今となっては何の跡だったのかわかりません。
階段が有りました。
階段を降りた先にも基礎が残っています。
もう一つ階段が有りました。
風呂桶のようなのもあります。
ちょっと向きがおかしいと思います。
供養 と書かれています。
昭和32年。
あの千尋隧道や、大台林道にかかる橋などを
作っていた頃です。工事で犠牲になった方の
供養ということでしょうか。
あまり手入れされていない印象でした。
林道はまだ水越谷へ向かって続いています。
車で来れた時に水越峠も行っておくべきでした。
行くにはそれなりに時間がかかりそうです。
いつか行きたいと思いながらも当分実現しそうに
ありません。
ちょっと行って、すぐに引き返している自分。
日本の林業が活況だった時代を想いながら
元来た道を戻ります。
さすがは大台。雨が本降りになる予感。
来る時に通った何かの建物跡に少し立ち寄って
車まで戻りました。