実質9年の短命は、確かな足跡を残している
だけに、鉄道ファンの心を引くのかもしれませ
ん。
この分かれ道の左側は、大仏線が通っていた
場所なのです。
もう20年近く前、大阪の実家に帰るのによく
回り道して通っていた場所です。
この下に有る旧関西線の鹿背山トンネルの跡
は、車に乗っていてもわかる・・・
と、Mr.D.Tに話したところ、 そんなはずがない
と。
それもそのはず、こんなに鬱蒼としていました。
これを降りるのは大変です。
全く前の見えない中を降りていきました。
なんとかなるものです。
まるで、川沿いの土手から川へ降りてきた
感じです。
水が流れていました。
トンネル前からすぐ草むらになってしまう為、
引きの写真は撮れません。
こんな草むらに二度と来ないでしょうから、
周辺を撮影しておきました。
トンネルは水没しているので坑口前にすら
まともには近づけません。
一応鍵がかかっていますが、誰も来ないでしょう。
とても湿った感じです。
向こう側、加茂側の坑口へ無事貫通している
ようです。
坑口前の水たまりには一杯虫達が居ました。
まるで川の中に居るみたいでした。
よく方位磁石を見てから、加茂側坑口へ向かいます。
方向としては、分かれ道の間のあたりに抜けている
のではないでしょうか。
加茂側坑口はネットでもあまり見かけません。
きっと行きにくい場所だ。
覚悟はしていました。
長靴は必須だな。
予想通り、川の中です。
なんとなく、見つけましたよ。
わかりますかね?
あの奥・・・
近づいてきました。
ものすごく良い天気でしたが、ここは暗いです。
随分埋もれています。
中は全然大丈夫な感じでしたから勿体ない
ですね。
ここも引きの写真は撮れません。
ここも二度と来れないでしょう。
ここも鍵の意味は無いと思いますがね。
向こうに見えているのが、先ほど行った場所です。
橋が架かっているところまで来ました。
橋の上です。
粋な看板です。
「罰が当たるように」だったら、恐ろしいですね。
結構年季が入っていそうです。
橋には、一定の間隔で穴が開いていました。
柵でもあったのでしょうか。
橋の右側に鹿背山トンネル、加茂側坑口が有ります。
このあたりを歩いていると、ちゃんとほら
大仏鉄道遺構めぐり・・・
とあります。
キャンブックスの表紙にも有った鹿背山アパットメント
です。
この質感が良いですね。
ついでに観音寺の方も行きました。
奥に見えるは大和路線です。
おっ!電車通った。
もうひとつ有りました。
ゲートが出来ていました。