寄って帰ります。
ここは大崩海岸。
あまりにも危険な区域を避けるため、
海に道路を作ったという場所です。
そして、さらには日本坂トンネルが出来て、
この道の利用者自体も減ってしまっています。
海上橋を行ったり来たり。
現在の石部トンネル坑口。
海上橋の上の駐車スペースに車を置いて、
うろうろ。
いずれは行くことになるだろう石部洞門が見えています。
昭和18年2月に出来た洞門です。
昭和19年には弾丸列車用に日本坂トンネルが
できるので、その前の年ということになります。
当時の出来るだけトンネルは掘らないという
考えから、このような激しい断崖の下のルート
となったのでしょう。
海上橋の下にも行ってみました。
そして・・・
最も有名なあの場所へ・・・
駿河湾の大海原をバックに・・・転がる坑門。
なんて衝撃的な絵なんでしょう。
ここを進めば行けると思っていました。
しかし海岸にはすぐに降りることができません。
テトラポットを伝って降りました。
上を見上げると・・・
無知とは怖いもんです。
なんか一杯服が落ちてるなぁ
ぐらいに思っていました。
写真では、もう到底表現しきれない惨状です。
ところどころに壁が残っていて、線路跡だったことが
わかります。
鉄道ファンならずとも、この風景は見たことが
有るのではないでしょうか。
トンネルの前に転がる坑門。
でも私の見た写真では、山側の坑口はそのまま
残っていたし、海側も半分残っていましたが、
今ではもうどちらも更に崩れてしまっています。
昭和23年のアイオン台風で崩れたのが最初
ですから、もう60年以上もここに有り、現在も
崩壊進行中なのです。
海岸沿いなので、明るい雰囲気ではあります。
それにしてもインパクトありますねぇ。
近くで見ても立派な坑門だったことがうかがえます。
で、怖い物知らずです。
坑口に近づいていきました。
海岸側の坑口から
中は・・・
物・物・物・・・の山
誰がどうやって運んだのでしょう。
最初はゴミかと思いました。
でも真ん中にちゃんと通路が出来ています。
そうなんです。ここには住民が居たのです。
全然知りませんでした。
先ほどの服も住民の物なのでしょう。
本当はここを歩いて終点はどうなってるのか
見るつもりだったのですが。
山側の坑口からです。
こちらは少しマシです。
そして、なんとなく終点が見えます。
トンネル脇に、住民が設置してくれたのでしょうか。
梯子がかかっていました。
ちょっと利用させて頂き坑口の上へ向かいます。
斜面にはご丁寧にロープまで渡してくれています。
ロープを使う程では有りませんが、あれだけの
物をトンネルに入れるには必要だったのでしょうか。
ロープを伝って行きますと・・・
国道へ出てまいりました。
こんな良いルートが有ったのです!!
先ほどテトラポットを無理矢理降りた意味が
ありません。
これが正規ルートです。
来てすぐに見ていた足下が正規ルートだったなんて・・・
それでは、本当に滋賀へ向かって出発です。
キリ☆さん こんばんは。
いつもありがとうございます。
石部トンネル、中に入れなかったのが残念です。
とりあえず面白そうなのだけ見て回るので、物本
のマニアの方々には中途半端みたいでよくおこら
れます。
鉄道も廃道もダムも奥が深いですわ。
キリ☆さんも面白ネタ好きそうなのでまたよろしく
御教授の程お願いします。
御教授だなんて! ぼくの方こそいつも勉強させてもらってます。 ありがとうございます。
落ち着きましたら日記また書きますね。
キリ☆さん、いつもありがとうございます。
お忙しそうですね〜。でもいろいろ巡ってる
でしょう?
日記も無理なさらずよろしくです。
私も景気悪いのに忙しくて、殆ど家に居ません。
出張ばかりで、面白そうなところを横目に立ち
寄ることもできません。
ついに7月はどこも行かずとなりそうです。