石川県一、北陸一の険道として有名な険道43号。
まずは地図には載っているのかな?
昭文社。載っていない代わりに変なトンネルが描いて
あります。

人文社。よく見ると載っています。

MAPIONで見つけたので当然載っています。

険道入口です。どうやったら43号とわかるのでしょう。

一応親切な看板が、この先幅員狭小 と書いてくれて
おります。
そうなんです。この道は恐ろしく狭くて有名なのです。

どれくらい狭いかと言うと・・・これです。
高さ1.7m 巾0.8m
え?0.8m?

県道と言えども、ずっとダートの林道状態です。
途中こんなフカフカの草の絨毯のところや、

雨水が道を削ったような、林道でよくみかける景色を
越えていきます。
その先に隧道がみえています。

巾0.8m! それはウソです。軽トラなら通れそうですし、
実際、わだちが有ります。
現役で利用されているのです。

試しに私の車の鼻先を入れてみますが、これは確実に
無理です。ジムニーなら行けそうです。
ライトアップしますが、歩いて行くにはあまりにも長そう
ですね。
ここをも宿題に残して、同じ道を下りました。



2015年6月 久しぶりに来てみました。
西側からのアプローチです。まことに残念なことに、随分
手前で車両進入禁止となっていました。
ランクル70を通してあげたことが無いから、ちょっとついでに
と思ったのに・・・

せっかくだから歩き。
トンネルまでは30分くらいの距離なのでしれています。

関係者は使用していそうな現役感があります。

時折広くなります。




やがてはまた地道っぽくなります。



分岐にはかつて使われていた看板が横たわって
います。




すっかり通行者も居なくなった往来をいまも見守る
お地蔵さんです。



まもなく到着っぽい斜度となってきました。

左に曲がると、戸谷隧道西側坑口着。
結局何の危険な個所も有りませんでした。
通行止が残念でなりませんな。
東側がダメなのかな?



ここにもお地蔵さん。





さらについでだから東側に行ってみます。

あの幅員の書かれた看板は?どこかに消え去って
いました。

代わりに、林道開設の工事をしているようでした。


すぐに分岐。左がメインみたいになっていますが、旧43は
右です。
残念なことにこちらも車両は進入禁止になっていました。

こちらも歩いて20分くらいで隧道だから当然GO。



ほほう、「こじょうばし」かね、と思ってたら、

反対側
「こうじょはし」だって。
でも古城でもあるのかな?





道は至って良好。現役のころよりきれいなくらい。

途中に寄り道ポイントもあるけれど、そのまま
進みます。




こちら東側も結局何の問題も無く到着。
車両進入禁止にしているのは、道の問題ではなさ
そうです。



あの鉄骨枠は撤去されていました。
あの鉄骨枠のところだけミラーを倒しておけば、
あとは普通に通れるサイズです。
70を通してやらなかったことを後悔するばかり。








幅員0.8mのおおげさ表記が話題を呼んだ戸谷
隧道。
前後の道はまだまだ関係者には利用されている
感があり、整備もされていて安心しました。
新しい林道が開設され、誰も見向かなくなって
しまわぬことを願うところです。