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2020年10月17日

ランクル70 GR ついにマニュアルハブに NAVICさんにて

50万km以上転がしているPZは、さすが天下のランクル70だけ有って
何の大きな致命的トラブルもない。数少ない弱点は、この悪名高き
パワーロッキングハブ。そしてトーショナルダンパーのフライホイール。
強いて挙げるならこの二つくらいなのだ。それだって普通に乗用車
に乗っている方々からすれば、何の問題も無いレベルで、私のような
距離を乗る人間が若干文句を言っているようなことだ。

実は私はこのパワーロッキングハブにはそんなに不満は無い。
20万kmそこそこで早々に壊れてしまって、もう常にロックで走って
いたからなのだ。そして、たとえば副変を4Lに入れたところで、
トランスファーはロックをバキューム+電磁弁で行うものだったから
少しの電気的な改造で2Lにすることができた。
この2Lにできること、こそ重要。
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早いものでランクル70もGRになって5年になる。
この5年、ずっと不便に思っていることが有った。
私は狭い林道の終点で切り返しをごりごりやるのに
4Lならぬ2Lにしたい。これはマニュアルミッション
の車で山や林道に行く者にとっては当たり前の感情
だと思う。
ところが・・・
GRはトランスファーのロックがPZのようにバキューム
じゃないのだ。
トランスファーのレバーを2Hから4Hに入れた時点で
メカ的にフロントのドライブシャフトが連結されてしまう
のだ。それがわかっていたから、これはもうハブを
マニュアルにするしかないと思い、買う前からディーラー
に要望していたのだが、残念なことに日本では設定され
なかった。

日本では「デュアルモードオートマチックロッキングハブ」、
こいつしか選べない。 そう、あのサファリで採用され
ていたやつだ。 オートでロックになるか、強制的にロック
になるか、この2択だ。私に必要なのは「強制的にフリー」
だ。あと一つ選べるようにして貰いたかった。
いや、でも実に不思議だ。なんでマニュアルの設定が無い
んだ? そんな風に思っている人、いっぱい居るでしょうに。

海外では現役でマニュアルのハブが設定されているのだ
から、トヨタの純正で簡単に部品が降ろせるだろう、と思って
いたのだが、トヨタの純正は日本に設定のない物は降ろさ
ない、の一点張りだ。
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困ったときのインターネット博士。
意外や意外。デュアルモードオートマチックロッキングハブを
わざわざマニュアルに換える人は少数派だ、ということが
わかってきた。ありゃ?なんでだ?そんな要望無いのか。
無いではないけど、ほんの数例。

そうして探しているうちに、見つけた。
その肝心の事例は出てなかったけれど、ランクルに特別な
思い入れのあるお店だ。NAVICさん。三河安城に有る。
メールしてみた。
「GRにはやったことないね。きちんと調べてみないとなんとも
言えないね。」 みたいな。 やってくれるんだかどうなんだか。
なかなかそっけない感じの返事が来た。その反面、その言葉
の裏に、嘘の無い暖か味のようなものを感じた。
とてつもなく行きたくなって、行った、ということさ。

マニアックなランクル乗り達が、入れ代わり立ち代わりやって
来る、活気のあるお店だった。
すんげぇ忙しそうなのに店長の準さん、工場長の信さん、おのっち
さんがみんなで見てくれた。
「ローで2駆にしたいんやろ?わかるわかる。」
一瞬で話が通じた。でも結局ハブをマニュアルにするしかないな。
という結論になった。
「まぁ、時間くれたら、また調べとくわ。」 という感じになった。
これって、私的にはまぁ期待できんか・・・という感じでもあった。
なにせ、これだけ繁盛してる店。エンジンスワップやリフトアップ等
改造をしている車を扱っているお店だ。たかだかハブをマニュアル
にするだけ、なんて、あんまり相手にしてくれないか、という感覚も
あった。
半ば諦めていたし、仮にこれで終わっていたとしてもこのお店で
過ごした時間が素晴らしかったことには変わりがなかったと思う。

ちなみに、これで終わらなかったから、こうして記事を投稿している。
出来る!!連絡が来た。

70が日本で売っていたHZの終盤、フロントがコイルになった
時、このGR同様、デュアルモードオートマチックロッキングハブが
採用された。そうか、このHZの時にはマニュアルハブがオプションで
選べたのだ。GRとは同じ部品だ。これで純正部品が降ろせる。
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これが、
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こうなった。
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興味の無い者にとっては、どうでもいいね。という話だ。
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だけど、積年の思いが叶った。とてもうれしい。
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うれしい。
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うれしい。

いや、きみ、そんな真っ白な猫なのに、車にスリスリして
汚れていないのが不思議だな。
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サファリとおんなじ物だな。そりゃそうか。同じアイシンだ。
壊れないことで、絶大な実績と信頼を得ている。
そんなこいつを見捨て、マニュアルに換えちゃう。
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フリーハブ自体は単純なものだが、こいつの仕組みはさっぱり
わからない。
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見ていた他のお客さんに、「あ〜あ、旧車になっちゃった。」
なんて言われたけど、私は大満足。
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(今日んとこは、こんくらいにしといてやるぜ。)(猫)
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これ企業秘密ってことないよね。これプラス作業費。
値段は伏せてある。
うれしさのあまり、いい歳こいて夜中まで遊んでいた。

ありがとう NAVICさん!!
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posted by Shimneti at 22:56| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月10日

高田小水力発電所 取水堰堤

新宮に有る高田小水力発電所に行った。
発電所−水路−取水堰堤
たとえこれだけの距離であっても、里山とはちょっと違う。
南紀の山、と言う感じ。取水の場所まで行こうとすると
ちょっと覚悟がいるか。でも滝を見に行く人は平気で
登っていく。
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ここは、かつては本気の発電所が有った。
いまも本気の発電所だけど、ただ「小水力」なん
だよな。
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エネルギーを生み出す、ということは今も昔も浪漫だから
人々の熱き思いが乗っかっていることに変わりはない。
だけど、なんとなくやっぱり、今の方が何でも安易な感じが
拭えんな。実際、技術が向上して、人々の思い入れは
昔とは違うのだろう。「寿命」に対する考え方もかなり変遷
しているように思う。それは今の発電所の姿を見たらすぐに
感じることだ。
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過去の設備を出来るだけ活用し、昔では考えられない
ような合理化でコスト削減を図り、小水力発電を実現
させている。
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昔の発電所がどこに建っていたのかはわからないが、
水圧鉄管や水路の経路は活用されているのだから
現在の場所とそう違いはしないんだろうな。
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これが現在の姿だ。
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どう? 終わりを迎える時をどう考えているか。
写真ではわからないね。
現地で見て、有る意味感心したよ。
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新しさと古さが合体している。
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建物の横はハイキングコースのルートになっている。
滝へ行くコース。滝と言っても、鳴谷の一の滝へのルート。
これはまぁハイキングと言っても良い。
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水路の水平部は遙か彼方だ。
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いつものように何も調べずに来ているから、一の滝
まで行けば取水まで巡視路でも有るだろう、と思っていた。
(つまりそれは間違いだと言うことなんだけどね。)
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とにかく一の滝に向かう、の図だ。
滝まで650m。まぁまぁすぐ、のレベルだ。
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ちょっと良い感じの場所も有る。
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15分も歩けばもう滝が見えてくる。
だけど・・・無いんだよね。巡視路。
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あな美しき。
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仕方なく戻ってきた。
どやって点検行ってんだ?
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ひょっとして、あの道中に有ったあいつか?
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んん?みかんでも運ぶのかと思っていたこいつ。
発電所よりもこいつの方が先にトラブりそうやんけ。
でもこれしか考えられんな。
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ということは、これが巡視路か。
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おっ、やっぱりこいつが巡視に活躍していることは
間違いないな。・・・だけど巡視路が見あたらんな。
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う〜ん。強行。
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登ってきた。強行。いや、難航。笑っちゃうくらい。
道が無いんだから。
決して勝手にエンジンかけて登ってきたんじゃない
からね。
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ほうほう、これがさっきの絵にヘッドタンクと書いて
あったやつやな。
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こっからは、もう楽勝(のはず)だからな。
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旧水路に配管通してある。なぁるほど。
まぁ最近の小水力でよく見る手法やな。
この上を歩いて傷めたらいけないから、端っこを
歩く。
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ところどころこの配管が傷んで、水漏れを起こしている。
そりゃそうだろうな。落石が有ったら一発やがな。
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想定通り水平部は楽勝で進んで取水に到着。
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現代風とは程遠い、再利用っぷりで良い感じだ。
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水の色がきれいだ。
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上流側から堰堤を見る、の図。左から来たのだが、
右にも巡視路が見える。
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この後、幻の滝を二つほど。で、別ルート開拓、と思って
途中の沢を強行下ってきた。私のいつもの定番。暗闇を
降りてきた。
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電気作ってるくせに真っ暗じゃね〜か。ったく。
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posted by Shimneti at 19:30| Comment(0) | ダム・発電所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする